子ども部屋に「画面」を置いてはいけない
子ども部屋には、テレビやゲーム機、スマートフォンを置かないでください
寝室にスマートフォンやテレビがある子どもは、そうでない子どもと比べて、平日の睡眠時間が短くなります。また、スマートフォンを近くに置いて眠る子どもは、そうでない子どもと比べて、睡眠不足を訴えやすい傾向がありました。さらに、テレビやDVDの視聴、ゲーム機の使用も、平日の睡眠不足や眠気と関連していました。
テレビやパソコン、モバイル末端、スマートフォン、ゲーム機などのいわゆる「情報メディア」の画面を見ていると、光の刺激によって脳が興奮します。さらに、画面から出る青い光(ブルーライト)は、睡眠ホルモンのメラトニンを減らしてしまいます。そのため夜にこれらの画面を見ると、眠気が減って寝つきが悪くなり、眠ってからも睡眠の質が悪くなります。
良い睡眠をとるためには、子ども部屋に画面のあるメディアを置かないようにしましょう。それが無理なら、少なくとも眠るまでの1時間はこれらの画面を見ないように、子どもと約束してください。
【参照サイト】
「寝室でのスマフォ」に警笛【米国小児科学会】
短時間睡眠のほうが体力がある
なぜこうなるかは、不明です
文部科学省の平成25年度「体力・運動能力調査」のデータを分析して、睡眠時間と体力の関係を見た記事がネットで公開されています。
これによると、睡眠時間が6時間未満の人は、8時間以上眠っている人と比べて、「50メートル走」が1.5秒早く、「ボール投げ」は4メートル以上も遠くへ投げられ、「上体起こし」は3.6回も多くできます。「握力」でも睡眠時間が8時間以上の人は18キログラムしかありませんが、6時間以下しか眠らない人は34キログラムもあります。
このほか、「前屈」や「反復横跳び」、「20メートルシャトルラン」、「開眼片足立ち」でも短時間睡眠の人のほうが、良い成績を残しています。一方、「10メートル障害物歩行」や「持久走」、「6分間歩行」では、睡眠時間の長短による差ありませんでした。
【参照サイト】
【体力テスト結果で判明】8時間睡眠より「寝不足」の方がチカラは出る!?
平成25年度 体力・運動能力調査
子どもは安眠、親は安心できるベッド
寝具もどんどん進化しています
『SleepIQ Kids』は、マット内に内蔵されたセンサーが子どもの動きや呼吸状態、心拍をモニターします。朝になって起き出すと、100点満点の「睡眠IQ」が表示されます。「睡眠IQ」で高い点数をとるためには、生活習慣を見直す必要があります。そのためきっと、生活習慣の改善の動機づけに有効でしょう。
『SleepIQ Kids』は、子どもだけでなく親にも利点があります。パソコンやスマートフォンのアプリを使えば、離れた場所でも子どもの睡眠状態をモニターしたり、ベッド周りの照明を操作したりできます。夜の外出の際などは、安心できますね。
これからの子どもは、睡眠に関するいろいろなことを学んで、睡眠IQが高くなるのでしょうね。
【参照サイト】
100点満点を目指せ!「睡眠IQ」で子供と共に学べるスマートベッド