使っておられる方の声から長所、短所を紹介して頂けますか?
面白い結果が出ています。本格的に布ナプキンを使い始めた方のほとんどが使用を止めないということです。思ったより大きいとか、小さいとか、使うのが面倒というような感想を頂くこともたまにはあるのですが、布ナプキンをきちんと使おうと決めておられる方の場合はクレームを頂くことはほぼ、ありません。それよりも先ほどお話したような良い面を理解して使い続けて頂く方が99%以上です。使って頂いている方にアンケートして700名の回答を頂いたのですが、700名のうち2名だけが使い捨てに戻したいと言われていました。それぐらい、一度使うと気に入って頂ける方が多いようです。
染め技術を活用しているものもあります。
私たちとしてはお使い頂く方にまずは夜の時間帯を布ナプキンにしませんか?というようなおすすめをしています。
お昼の時間は仕事をしている関係上、気になって集中出来ないと本末転倒ですので使い捨てで対応し、自分の時間である夜は布ナプキンでデリケートゾーンを優しくケアするという使い方です。
1~2枚で使うのも、5~6枚で使うのも洗濯の手間は同じなので、出来れば決まった時間帯に活用されるのが好印象のようです。
それから我々は東北の会社なのでよくわかるのですが、災害時に布ナプキンは威力を発揮します。水があればで再利用できるからです。(体育館で一夜を明かしたスタッフは床の底冷えを感じにくくて良かったと言っていました)有事の際にも慌てずに済む、という点も大きな利点だと思っております。
妊活で活用されている方って多いのでしょうか?また、メリットはあるのでしょうか?
全体的に見ると、まだまだ布ナプキンを使っている人の割合は少ないです。全体の10%にも満たない数字です。布ナプキンユーザー様のアンケートではちょうど25歳から35歳までの方の使用頻度が高く、ちょうど妊活の時期にマッチしているとわかっています。ただ、妊活をされている方の正確な比率はデータとしてわかっていません。しかし、「冷え」対策という点では非常にお薦めです。女性にとって「冷え」は百害あって一利なし、ですからおりもの用のライナーを毎日つけるだけでも違いを感じられると思います。
もちろんスタッフは全員女性です!
生理がある事は自分の身体が妊娠のための準備をしていると捉えてもらうこと、そして生理時期にデザイン豊かなお気に入りの布ナプキンを使用してもらうことにより、嫌な気分を少しでも晴れやかに、ゆったり体を緩めて、暖かくして過ごして頂きたいと思っております。
今後の展開など教えてください。
先日も京野ARTクリニックの京野理事長にインタビューを行いました。これからはドクターや専門職の方々の取材をさせて頂き、女性の健康に関する正しい情報を提供していくことに力を入れていきたいと思っております。世の中に情報は溢れていますが、きちんとした情報というのはなかなかわからないものです。我々はそれを専門家のみなさんのお知恵をお借りして、発信していきたいと考えています。
それから、今は布ナプキンをメインに販売することを行っておりますが、今後は女性がライフタイムに渡って快適に過ごすためのアイテムを開発し、提供していきたいという希望を持っています。
例えば、マタニティショーツなどは、よりデザイン性や機能性豊かなものをご提供できるのではないかと考えております。
最後に読者の皆さまに伝えたいことはございますか?
はい、布ナプキンを使う時に取り組みやすいのはおりものライナーです。布ナプキンと聞くと「生理用」だと思う方がとても多いのですが、生理日以外に使える「ライナー」もあるんですよ。女性のデリケートゾーンケアの一環として、布ナプキンを有効に活用して頂ける部分だと思っています(夏場には汗とニオイ対策にも!)。それから、先程お話させて頂きましが、生理期間は夜だけの使用というのもオススメです。最も長い時間である睡眠時間は天然素材で皮膚に優しいものを使うことにより、休息も深まるのではないかと思います。
まとめ
男性にはまったく分からない分野ですので、これは専門でやっておられる方に聞いたほうが良いなと思い、今回の初めての布ナプキン企業への取材となりました。女性は毎月健康管理に大変なんだなと頭では分かっていてもなかなか理解出来ないものですが、こういう取材を通して、女性の日々のヘルスケアの重要性をすごく実感した今回のインタビューでした。
妊活においてもプラスになるヘルスケア用品だと感じました。まだ、未経験の方はぜひ試してみることをオススメ致します。
最後にお忙しい中、取材に応じて頂きました只野さまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます!
■関連サイト
ジュランジェ
http://www.jewlinge.com/