2歳は約束を守る体験を積み重ねる時期

積み木を積む手

約束を守れるようになるには、積み重ねが大切です。

「イヤイヤ期」が始まる2歳。自己主張も強くなり、「魔の2歳」と表現される程、日々のお世話だけでも大変に感じる月齢です。この時期のご相談で多いのは、ズバリ子供との「約束」。「あと一回ね」と約束しても「もっともっと!」と駄々をこね、なかなか約束が守れないというお悩みが多く寄せられます。

意思疎通がある程度できるからこそ、「これくらいは理解しているかな? 」とママの期待も膨らみますが、自分のことをコントロールする力はまだまだ未熟。約束を守らせるというよりも、「約束」という存在を伝え、約束を守る体験を積み重ねる時期と受け止めてみましょう。

 


2歳児との「約束」 ~3つの攻略ポイント~

子供への約束をないがしろにしていませんか?

子供への約束をないがしろにしていませんか?

1.ママが約束を守ることが大切です

「約束は守るもの」と伝えるのに大切なのは、ママ自身が子供との約束を守ることです。

例えば、お風呂上りに絵本を読む約束をしたとします。でも、お風呂からあがったら絵本のことなどすっかり忘れて、他のおもちゃで遊んでいるということもありますよね。こんな時にあえてママの方から声をかけてみましょう。「本を読む約束をしていたけれど、どう? 今おもちゃで遊びたかったら、本を読むのはまた今度でもいいよ」こんな風に声をかけてみてください。その結果、もしかしたら子供はおもちゃで遊ぶことを選ぶかもしれません。大事なのは、何を選ぶかではなく、「ママが約束を覚えていてくれた」「約束を守ろうとしてくれた」という感覚を味わうことです。

できない約束、その場を切り抜けるためのウソはもちろんNG。ママとの関わりの中で、約束を守ってもらえる心地よさをたっぷり味わえると良いでしょう。

2.「約束」をポジティブなイメージでインプットする!

約束が守れないことを悩んでいる時は、約束を守っていない場面にばかり意識が向きます。子供を見るたびに、「また約束をやぶってる」「お約束したよね? 」等、口調が強くなりがちです。

しかし、「約束」という言葉を叱る場面で使うことにより、子供の中でネガティブなイメージと紐づいて記憶されていきます。「約束」という言葉を聞いただけで、子供の機嫌が悪くなるのも、お互いにとってストレスですよね。「約束」の存在はポジティブな体験で伝えてあげるように、心がけてみましょう。

3.約束を守れた時を、すかさずキャッチ!!
約束を守れていないことは山ほど目につくのに、守れている瞬間は見落としがち。そういうことはありませんか?でも、ここはママの頑張りどころ。約束を守れた瞬間をキャッチして、「ママ見てたよ~!約束守れていたね。えらかったね! 」と褒めて、約束を守れたことを印象付けてあげましょう。これを意識するだけで、飛躍的に約束を守れる可能性が高まります。

その為にもママは「約束が守れているかな?」という目でお子さんを良く観察してみてください。子供自身がそんなに努力をしていない、偶然や気まぐれ、理由はなんでもかまいません。大切なのは「約束を守れた」という事実です。守れた体験を子供に印象付け、ママと一緒に味わうことにより、「ぼく/わたしは約束を守れる子」という自己認識を育てることができます。このことは子供にとって自信につながり、自己肯定感もUP! いいことずくめの関わりです。

ママの関わりが一本の線になってゆく

何度も繰り返される同じような場面。ママが関わった成果が見えにくいことで、やる気が起きない、無意味に感じられることもあるでしょう。特に2歳児は「今」の欲求が強く表面に出るため、ママの話が心に届いていないように見えるかもしれません。

でも大丈夫。ママの声はしっかりとお子さんに届いています。それを証拠に、ある日突然今までの関わりが一本の線となってつながる日がやってくるのです。その日が来ることを信じて、ポイントをおさえた「点」の関わりで、ママのエネルギーを効率よく使っていきましょう。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。