東京スパイス番長のバラッツがオーナー「バラッツ!スパイスラボ」
筆者は「東京スパイス番長」という日印混合料理集団に所属しています。その集団は日本とインドをルーツに持つ4人組で、その中のメンバーの一人、バラッツが表参道交差点近くの246commune内にインド料理のお店を2年契約でオープンさせました。この246communeにはイベントスペースもあって、頻繁に多様多種のイベントが開催されています。246の大通り側から奥のお店の方に抜けるまで、トーキョー&アジアの屋台街のようなアヤシイ雰囲気が漂っています。それもオシャレな街、表参道交差点近くに、です。そんな面白いスペースにあるお店には、ぷらっと飲みに来るのも良し、長く入り浸るのも良し。
お店に入るとバラッツオーナーと飯塚シェフが迎えてくれました。席数は店内が4席、外の屋台街にもテーブルと席があるので、フードコートのように人々が自由に食べ物や飲み物を持ち寄って食べることのできるスペースです 。
インドの青鬼で乾杯!
アチャール&ビール
砂肝のアチャールは飯塚シェフお手製のアチャールで、スパイスの効いた辛味油に浸されていて、スパイシーコンフィとでもいっていいのだろうか。
このインドの青鬼の強いホップの苦味とフルーティーな香りをちびちびとやりながら、つまむのがいいんですね。バラッツオーナーと飯塚シェフの息のあった男達の仕事ぶりを眺めていると、あっという間に時間が過ぎて行きます。
飯塚さんとバラッツさん
実は、東京スパイス番長のメンバー、水野仁輔が一番最初に東京カリ~番長名義で出版した「俺カレー」という本にも飯塚シェフが登場しています。
飯塚シェフは今から14年前に三宿食堂で「イイズカカリー」を考案しています。インドカレー店や欧風カレー店でバイトした経験からレシピを作り上げられたと「俺カレー」に記してあって、今まさにこの「バラッツ!スパイスラボ」では、さらに進化した飯塚シェフのカレーを食べられるというわけなのです。
ご飯に合うようにつくられているインドカレー
チキンカレーセット
飯塚シェフ曰く「ご飯に合うように作るのが重要。そして肉を柔らかく仕上げて、鶏肉の味わいがカレーソースに浸みいっている」 。
サイドメニューのココナッツファインをたくさん絡めた皮つきのムングダルの炒め物や、野菜のアチャール(スパイス辛味オイルの漬け物)もメインのカレーとも合わせやすいし、箸置きに適しています。
チキンカレーとムングダルの炒め物と野菜のアチャールを一緒に混ぜながら食べるのがオススメで、インド料理は最終的に全面的に混ぜて食べるのがオツなのである。飯塚シェフの絶妙のスパイス使いがなせる技が、混ぜて食べても美味しくなるのだと思いました。
シェフのスパイスケースを特別に拝見!
飯塚さん、料理中
飯塚さんのスパイスケース
これらのスパイスでメインのカレー、サイドメニューは一日に二回作ると話していました。その日に仕入れた野菜で作っているそうです。サイドメニューが日替わりで違うのは楽しみの一つですね。
バラッツ!スパイスラボ外観
・住所:東京都港区南青山3-13
・営業時間:11:30~22:00 (L.O.21:30)
ランチ営業、日曜営業
・定休日:水曜