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公募論文に挑戦!社会人でも論文に挑戦して高額賞金をもらおう

文章系公募は川柳、エッセー、小説など多彩なジャンルがありますが、どれも応募数が極めて高く競争率が高いです。しかし、そんな文章系公募において、狙い目となっているのが高額賞金も期待できる「論文」です。今回は「論文」公募がアツイ理由をお伝えします。

執筆者:西山 雄貴

論文を書くのは、小説よりずっと簡単!

論文を書くのは、小説よりずっと簡単!

高額賞金が目白押し!論文コンテストを攻めろ!

文章系公募の賞金額最高峰と言えば、文学賞が定番です。賞の規模にもよりますが、10万円~300万円以上と高額なものばかり。受賞すれば、作家としてデビューすることも可能で売れれば夢の印税生活を手にする事もできるかもしれません。

しかし、文学賞はプロを目指す人の登龍門でもありますから、競争率も並みではありません。例えば、映像化やゲーム化もされた瀬名秀明氏の「パラサイト・イヴ」、今やメディアでも引っ張りだこである岩井志麻子氏の「ぼっけぇ、きょうてえ」を世に輩出した日本ホラー小説大賞は最高賞金500万円と高額ですが、第23回応募総数は348編もの作品が集まりました。また、ライトノベル界の大御所であり、デビューを飾った作品は軒並みアニメ化されていることから若い書き手に人気のある電撃大賞の第22回応募総数は4580作品(小説部門のみ、最高賞金300万円)と熾烈過ぎる文章系公募として有名です。

もちろん、腕に自信があればぜひともチャレンジして頂きたい公募ですが、400字原稿用紙換算100枚以上は書かなければならず、締め切りとの闘いにもなりますから余程の覚悟を持って臨まなければ原稿を書き上げるのも困難であり、デビューしたら書き続けなければいけないプロとしての意気込みも必要になってくるでしょう。

「でも、高額賞金は欲しい! できれば、文章量も少なめで、あと応募者も少なめの競争率の低いやつ」はないの?という想いをお持ちの方も多いことと思います。そんなあなたにオススメの公募が「論文」なのです。
 

論文公募は高額なのに、応募数が少ない!?

まずモチベーションに直結するので賞金の話からしておきますが、論文公募の賞金相場は10万円~100万円以上と文芸賞並みの高額案件が多く見受けられます。しかしながら、この論文コンテストはその規模にも左右されますが、応募総数が100件に満たないケースが頻繁に見られます。賞金10万円クラスであれば30件以下という場合もあるほど、非常に競争率が低いのです。

例えば、国際的なテーマについて論じる「佐藤栄作賞(賞金50万円)」の2015年3月31日に締め切られた第31回の応募総数は101編となっております。文芸賞に比べ、遥かに競争率が低いことがお分かり頂けるかと思いますが、佐藤栄作賞は論文コンテストの中でもメジャーなタイトルと言ってよいものです。

他にはアパホテルの創業者が設立したアパ日本再興財団「真の近現代史感」懸賞論文が有名で、元航空幕僚長 田母神俊雄氏が受賞したのもこの論文コンテストです。こちらは最高賞金300万円、2014年に開催された第7回の応募総数287編と論文コンテストの中でも日本国内においてハイクラスに位置します。それでも300編に満たないというのは文芸賞に比べればずっと受賞できるかもしれない率が高いと言えるでしょう。
 

論文公募の文章量は多くないので応募がラク

文芸賞の長編作ともなれば400字原稿用紙250枚以上というのがセオリーですが、その点、論文公募は400字原稿用紙8枚~多くても40枚ほどと文芸賞に比べると極端に少ないと言えます。場合によっては図表の挿入もでき、それが文章○文字分というふうに換算される為(図表を文字数に換算しないコンテストもあります)、文字を書く量が少なくなる分、文章が苦手な人にとっては嬉しい論文ならではの特徴と言えるでしょう。

これには論文が物語を楽しむという小説ならではの性質とは異なり、論文自体が結果を説明する為の証明式のようなもので、簡単に言ってしまえば、答えと答えに至る理由を簡潔に相手に伝える文章という論文ならではの性質がある為です。

とは言いましても、簡潔に伝えるために削ぎ落として書くという文章作成技術が必要になってきますから論文コンテストで受賞を目指す方は文章作成ノウハウ本を購入してみるのもよいでしょう。
 

論文公募はとっつきにくいからこそ、狙い目

日頃生きていて手紙を書いたり、メールをしたり、フェイスブックやLINEをすることはあるかもしれませんが、まず論文を書くことはないでしょう。しかしながら、文章を書くというのは相手に伝えることですから、日頃から文章を書く行為をしているのですから、論文だってコツとちょっとした根気さえあれば書けてしまうものと考えます。

まずは論文というお堅い表現に対する自分の抵抗を取っ払うことから始めるとよいでしょう。でなければ、書き上げることは不可能ですし、高額賞金を手にすることは絶対にできません。逆に、この文章を読んでいるあなた以外の人はまず論文と聞くだけで、自分とは縁遠い物と考えることでしょう。この他者の遠慮にこそ勝機があり、他者がやりたがらないことこそに大きなチャンスが潜んでいると考えてください。
 

論文コンテストは社会・政治に物申す荒業

というわけでここまで論文公募がいかにチャンスに満ちているかを説明してきました。筆者自身、大学の卒論は書かなくても良いということで書いていませんが講義で小論文を書いてもいましたので、簡単な秘訣を伝授いたします。

それは、テーマに対して自分は○○と思うということを序文に書き出し、それが正しい答えであることを証明する事実に基づいた証拠・事象を紹介していくだけです。最後にまとめの文章をくっつけて終わりです。
 
言いたい事・思う事→事実に基づく証拠・事象の紹介→まとめ

たったこれだけで論文は組み立てられます。付け足すとすれば。証拠や事象のデータ集めに少々、時間が掛かるかもしれませんが、そもそも論文は考え方の先進さや斬新さが求められているのであり、上手いことに越したことはないかもしれませんが、そもそも文章力はそれほど重要ではないでしょう。

そのように考えれば、学生でも主婦でも誰でも論文は書けるものですので一度、気軽な気持ちで論文コンテストに挑戦することを強くオススメ致します。

それにこれは筆者の考えなのですが、余りにも論文コンテストは世の中で注目度が低過ぎます。論文コンテストは世の中に何かを問いかけるもの、つまり社会や政治に関与できるチャンスでもあるのですが、応募数を調べてみて日本の社会や政治への関心度の低さがこうした所にも表れている事を知り、改めて残念な気持ちになりました。

日本には幾人も学生がおり、その一人一人がこうした懸賞論文に挑戦するだけでも世の中は一つレベルアップすることができるでしょう。何も学生だけじゃなく、誰しもが声を発するか、声を書き記す機会を放棄しないでほしいと強く思います。

そうしたことも踏まえ、論文公募はねらい目であり、意義のあるコンテストでもありますので、ここまで読んで下さった皆さんにはぜひチャレンジして頂ければ嬉しい限りです。

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