30代~50代の二人以上の世帯で、貯蓄1000万円以上の割合は?

前回の記事「1000万円以上貯蓄がある人は、一人暮らしの何割いる?」では、一人暮らしの人で1000万円以上貯蓄がある人は、50代、60代も含めた場合、約16%もいることをお伝えしました。

では、二人以上の世帯の場合はどうでしょうか。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【二人以上世帯調査】」(2020年)によると、「二人以上の世帯」全体のうち、1000万円以上貯蓄がある人はなんと39.5%もいるという結果が出ています(ただしこの中には60代、70代の人も含まれています!)。

今回の記事では、30代、40代、50代の二人以上の世帯で、貯蓄が1000万円以上ある人の割合を、年収別に紹介します。
ちなみに、二人以上世帯の30代で、年収500~700万円未満の人で1000万円以上貯蓄がある人は、22.3%です。

ちなみに、二人以上世帯の30代で、年収500~700万円未満の人で1000万円以上貯蓄がある人は、22.3%です。

※当記事の「貯蓄」とは、「金融資産」全体のことをさします。また、例えば来月のカード引き落とし代など、日常的に使うために一時的に貯めているお金ではなく、将来のために備えている貯蓄や運用のためのお金をここでは「貯蓄」とします。データをもとに、ガイド西山が再計算をしています。
 

「30代の二人以上世帯」で貯蓄1000万円以上の人の割合は?

  • 年収300万円未満……5.3%
  • 年収300~500万円未満……7.0%
  • 年収500~750万円未満……23.6%
  • 年収750~1000万円未満……66.7%
  • 年収1000~1200万円未満……(全体の回答者10人以下のため除外)
  • 年収1200万円以上……(全体の回答者10人以下のため除外)

一人暮らしの30代では、年収300~500万円未満の人で8.5%、年収500~750万円の人では28.9%が、1000万円以上貯蓄があると答えていましたが、二人以上の世帯になるとその割合がやや減っています。住宅関連費や子どもの費用などの支出が増えているケースが考えられます。
 

「40代の二人以上世帯」で貯蓄1000万円以上の人の割合は?

  • 年収300万円未満……17.6%
  • 年収300~500万円未満……12.4%
  • 年収500~750万円未満……30.6%
  • 年収750~1000万円未満……56.4%
  • 年収1000~1200万円未満……65.0%
  • 年収1200万円以上……81.8%
一人暮らしの40代では、年収300~500万円未満の人では21.1%、年収500~750万円未満の人では28.7%、年収750~1000万円未満の人では64.7%でした。年収500~750万円未満の人をのぞくと、二人以上の世帯になるとその割合が減っています。30代と同様に、二人以上世帯では住宅関連費や教育費等の支出がかさむケースも考えられます。
 

「50代の二人以上世帯」で貯蓄1000万円以上の人の割合は?

  • 年収300万円未満……16.7%
  • 年収300~500万円未満……26.1%
  • 年収500~750万円未満……41.3%
  • 年収750~1000万円未満……54.4%
  • 年収1000~1200万円未満……58.5%
  • 年収1200万円以上……75.0%
50代の場合も、他の世代と同じように、年収が上がるにつれて貯蓄1000万円以上の人の割合が増えています。

ただし、年収が高ければ、誰もが貯蓄が多くなるわけではありません。例えば、年収1200万円以上の世帯で、75%の人が「1000万円以上貯蓄がある」と答えていますが、逆にいうと「50代で年収1200万円以上でも、3割近くの人は貯蓄が1000万円未満だ」ということです。

年収750~1000万円未満の世帯で1000万円以上貯蓄がある人は半数以上いるので、「年収と貯蓄は、必ずしも比例するわけではない」ということが、おわかりいただけるのではないでしょうか。

以上、二人以上の世帯で、貯蓄が1000万円以上ある人の割合を年収別にお伝えしました。ぜひ、ご自分の世代・年収の数値を参考にしてみてください。


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