「今」の仕事を当たり前にしていないか
「今」が当たり前と思うと、変化できない
新入社員の頃こそ、初めての経験(特にイレギュラーなトラブル)に戸惑ってばかりですが、仕事でベテランになるに従い、そうした「初めて」が減っていき、ほとんどのことに慌てずにすむようになります。
しかし、経験を積むことと、「当たり前の繰り返し」になることは同じではありません。もしも仕事に変化がなく飽きが来ているとしたら、それは少し働き方を考えてみる必要がありそうです。
逆転の発想でお金のヒントを見いだすマネーハック、今回は「働き方と稼ぎ方」を少し考えてみたいと思います。
「今」が当たり前と思うと、変化できない
当たり前のことばかりをただ繰り返すことが仕事だ、と思い始めているとしたら、それはとても危険な傾向です。まずなんといっても、その「飽き」が大きなミスを呼ぶ可能性があるからです。工事現場などでは何度でも繰り返して復唱したり指差し確認をしますが、「飽き」や「油断」が大きな事故を呼ぶ可能性があることを知っているからです。
もし今の仕事を続けていくとしたら(多くの人は転職をせず今の仕事を続けていくので「続ける」を前提にまず考える必要があります)、今を当たり前にしてしまわないことが大切です。
同じ会社にい続けるのであればこそ、自分が刺激を失い、伸びしろがなくなることには注意したいものです。新しい知識を習得し続けたり、仕事をより効率化していく努力や、生産性を向上させていく努力を怠らないことが大切です。
「飽き」がよくない連鎖を招くこともあります。あなたの「飽き」の姿勢が上司に見透かされてしまい、あなたの人事評価にマイナスになることです。
「飽き」が自分の評価の停滞を招き、新しい仕事にチャレンジすることも許されない結果となれば、また同じ仕事を繰り返すことにはり、無限ループに陥る恐れもあります。
もしかしたら、飽きずにいられた人は一歩先んじて昇格し、もっと広い世界の仕事を任せられるかもしれません。今の会社で働き続けるのであれば、「今」を当たり前に思ってはいけないのです。
では、転職を考えるとき「今」をどう考えるべきか、次のページで整理してみましょう。