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最近のヒロインはなぜ、相手を傷つけて身を引くのか?(3ページ目)

ドラマや映画では、ヒロインが間違った愛し方をしていることがあります。それは、「なぜ、相手を傷つけて身を引くのか?」ということ。そこに隠れた誤った恋愛観について紹介します。

ひかり

ひかり

恋愛・人間関係 ガイド

コラムニスト。夕刊フジでコラム連載をきっかけにコラムニストに。数々のメディアでコラムを掲載している。著書に「“子供おばさん”にならない、幸せな生き方」(ステップモア)、書籍『愛される人の境界線 -「子供おばさん」から「大人女子」に変わる方法』(KADOKAWA/中経出版)など。

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“優しさゆえの厳しさ”こそが愛情

悲劇のヒロイン願望はない?

悲劇のヒロイン願望はない?

お互いのために離れた方がいい関係になってしまった場合は、相手にわざと嫌われるようなことを言うといった、ドラマのような手段をとるよりは、冷静に“優しさゆえの厳しさ”を持って相手と離れた方がいいでしょう。

例えば、「このままでは、お互いにダメになるから、離れたい」「一度離れて、夢を専念してほしい。ずっと見守っているから」という言葉を、きっぱり冷静に言う方法があります。

さらに、「輝いているあなたが好きだから、あなたが輝いていることが私は一番嬉しい」と言ってもいいでしょう。そうしたら相手は、自分1人のときよりも力が出せるようになるものですしね。

つまり、相手がいい大人であれば、根気よくきちんと話せばわかるもの。それなのにそんな悲劇のメロドラマのような行動をしてしまうのは、こんがらなくてもいい糸をわざわざぐちゃぐちゃにしているようなものです。
それは、単に自分自身にコミュニケーション能力が不足していたり、何かしらの落ち度があるだけかもしれないのです。


そこにあるのは、本当に愛?

実は、ドラマとは違って現実では、恋人のことを大好きなのに相手の夢のために別れられるような、本物の愛を抱ける人というのは、そんなに多くはありません。
つまり、やっている本人は、「相手にわざと嫌われるようなことをしている」なんて美談にしがちですが、実際は自分の気持ちが冷めていることも少なくなかったりします。

現実の世界で、こういった行動をしている人は、「自分を都合よくいい人にしていないか?」「悲劇のヒロイン(ヒーロー)願望から、現実を歪めていないか?」も、考えてみた方がいいでしょう。

逆に、相手を愛しているのに、こんな手段しか思いつかない人は知っておいた方がいいことがあります。それを最後に紹介します。

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