“優しさゆえの厳しさ”こそが愛情
悲劇のヒロイン願望はない?
例えば、「このままでは、お互いにダメになるから、離れたい」「一度離れて、夢を専念してほしい。ずっと見守っているから」という言葉を、きっぱり冷静に言う方法があります。
さらに、「輝いているあなたが好きだから、あなたが輝いていることが私は一番嬉しい」と言ってもいいでしょう。そうしたら相手は、自分1人のときよりも力が出せるようになるものですしね。
つまり、相手がいい大人であれば、根気よくきちんと話せばわかるもの。それなのにそんな悲劇のメロドラマのような行動をしてしまうのは、こんがらなくてもいい糸をわざわざぐちゃぐちゃにしているようなものです。
それは、単に自分自身にコミュニケーション能力が不足していたり、何かしらの落ち度があるだけかもしれないのです。
そこにあるのは、本当に愛?
実は、ドラマとは違って現実では、恋人のことを大好きなのに相手の夢のために別れられるような、本物の愛を抱ける人というのは、そんなに多くはありません。つまり、やっている本人は、「相手にわざと嫌われるようなことをしている」なんて美談にしがちですが、実際は自分の気持ちが冷めていることも少なくなかったりします。
現実の世界で、こういった行動をしている人は、「自分を都合よくいい人にしていないか?」「悲劇のヒロイン(ヒーロー)願望から、現実を歪めていないか?」も、考えてみた方がいいでしょう。
逆に、相手を愛しているのに、こんな手段しか思いつかない人は知っておいた方がいいことがあります。それを最後に紹介します。