意識すべきは、体重より「体組成」
体重よりも体組成を意識!
体組成とは、「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」といった、体を構成する部位の割合を指すものです。
「体重が増えてないのに、お腹周りがポチャッとしてきた」「スラックスがきつくなった」という場合は、体組成の変化が、体に表れてきた証拠なのです。
かくれ肥満は、筋肉量を増やすことで解消!
かくれ肥満解消への近道は、筋肉量を増やして体組成を変化させることです。なぜなら、筋肉量を増やすことによって
(1)基礎代謝量が増え、摂取したエネルギーが燃えやすい体になる
(2)体が引き締まり、ボディラインが変わる
という嬉しい2つの効果が期待できるからです。
そのため、加齢と共に減ってしまった筋肉を、筋トレによって取り戻すことは、大きなエイジング効果があるといえるでしょう。
その際に大切なのは、どこにどういう筋肉をつけたい、この部分の脂肪を減らしたい……という明確なビジョンを持つことです。
体の変化を「定点観測」して達成感を得る
実際に筋トレを始めたら、必ず自分の体型の変化をチェックする時間を持ってください。これは、筋トレの成果を“可視化”し、続けるモチベーションを保つのに非常に有効です。例えば、全身が映る姿見で自分の体を観察したり、毎日同じ時間、同じ条件で体重計や体脂肪計で体脂肪率を計測したり、どんな方法でも構いません。
自分の頑張りの手ごたえが見えないと、人はトレーニングを続けることができません。そういった意味でも、非常に大切なプロセスです。
また、体重計に乗って何kgやせたか太ったかに一喜一憂される方も多いと思いますが、体重は1つの目安にすぎないことを覚えておいて欲しいと思います。
体型をデザインし直すために
以上、加齢とともに起こりやすくなる「かくれ肥満」についてお届けしました。「自分の年齢なら、多少お腹が出ていて当然」なんてことは、ありません。何歳からでも、自分の体をデザインし直すことは可能です。
現状を自覚して理想の体を思い描く(Plan)、筋トレを実行する(Do)、体の変化をチェックする(See)の3つのプロセスを頭に置き、健康的で引き締まった体を手に入れましょう。
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