シンガポール/シンガポールのグルメ・レストラン・屋台

天国の味?ヘブンズカレー/シンガポール

シンガポールの数あるホーカーの中でも珍しい、南インドの軽食「トーサイ」や「アッパム」が食べられるお店。オーダーを受けてから焼き上げ、出来立ての味が楽しめると、地元の人のファンも多く、評判です。お腹のすき具合に合わせて、お好みでバターや卵などのオプションをつけて召し上がれ。お昼ごろには売り切れになってしまうことも多いので、早めの時間の訪問がお勧め。

仲山 今日子

執筆者:仲山 今日子

シンガポールガイド

待望の再オープン、「ヘブンズ・カレー」

解説

お勧めのロイヤルトーサイ

解説

仮設店舗で営業再開

南インド出身者が多いシンガポールでも珍しい、手作りのトーサイが大人気のホーカー。
お店のあるギンモーフードセンターのリノベーションに伴い、一時店舗を閉鎖していましたが、仮設の店舗で営業を再開しました。
朝食や軽食として食べられているトーサイは、いわばインド風クレープ。中に入れるものによって値段が変わります。卵、チーズなど、お好みでカスタマイズすることができますが、ここはお店一押しのロイヤルをオーダーするのがお勧め。バター、卵、チーズと全部のオプションが入り、中にはポテトカレーが入って、3.5シンガポールドル。
鉄板でひとつひとつ丁寧に焼き上げられるトーサイは香ばしく、香りがあたりにただよいます。

「天国の味」を試食!

解説

もうひとつのお勧め、アッパム


解説

ロイヤルトーサイには優しい味わいのカレーフィリングがたっぷり

銀色のトレーにのって登場した「トーサイ・ロイヤル」。横には、南インドの定番、ココナッツチャツネとカレーが添えられています。一口食べてみると、薄くてパリパリの心地よい食感。朝、食欲がなくても、ここのシンプルなトーサイだけは食べられる、というファンがいるのも納得。ロイヤルは、バター、卵、チーズのレイヤーで、リッチな味わい。広がるバターと卵の甘い香りがたまりません。フィリングのポテトカレーは、カレーリーフが入った本場の味。添えられたココナッツチャツネはほどよい塩気がアクセント、噛むたびにしゃきしゃきした食感と、甘い、南国らしい香りも添えてくれます。さっぱりした野菜ベースの豆のカレーも、辛すぎず野菜スープのような感覚で、特にチーズとよく合いました。

解説

一枚ずつ丁寧に焼き上げています

お腹に余裕があれば、ぜひ試していただきたいのが、アッパム。
小さな鉄鍋で、丁寧にひとつひとつ焼き上げられていて、こちらもファンが多いのです。中には、10個単位でまとめ買いしていく人もいて、私の目の前でちょうど売り切れになりそうに。特別にお願いして、かろうじて残っていた生地で、通常2ピースで1セット(2シンガポールドル)のところを、1ピースだけ作っていただきました。
トーサイと同じように、バター、チーズなどをトッピングできますが、私はデザート風にアレンジした形でいただきました。(トーサイと同じココナッツチャツネと豆のカレーか、シュレッドココナッツとオレンジ色の砂糖が選べます。)
パリパリのトーサイと違い、こちらはもっちりとした食感が持ち味。香ばしいふちの部分もモチモチしていますが、中心部はもっともっちり。少し酸味と塩気があり、砂糖の量で味を調節できるので、甘すぎず、あっさりといただけます。
シンガポールで人気のちょっと珍しい南インドの軽食、試してみてはいかがでしょうか?

<DATA>
■Heaven's Curry
営業時間:6:00~13:30(売切れ次第終了、月曜休)住所:20 Ghim Moh Road HDB-Ghim Moh #01-15, Singapore 270020
※2015年8月現在、ギンモーフードセンターは改装中のため、道をはさんで反対側のプレハブで営業しています。
アクセス:MRTブオナビスタ駅徒歩12分

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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