吹抜けと逆三角形の大窓のLDK
1. LDKに光を採り込む逆三角形の窓。 |
2. ダイニングテーブルは開閉式の窓から片持ちで張り出している。 |
3. 床はパープルハートのフローリング。キッチンの天板は黒ステンレス。鏡面仕上げの冷蔵庫の扉が部屋を広く見せている。 |
4. 地下から3階まで貫く吹抜けの階段室。 |
ギャラリーから片持ちの階段を上がると、天井の高い明るい空間が待っています。コンクリートの壁と赤紫色のフローリングと黒漆の収納で構成された空間の東側に、逆三角形の傾いた大窓が空に向けて開けられ、これがわずか4m四方の空間に広がりをもたらしています。
また階段室は、煙突効果を利用した「循環する熱システム」として利用されています。冬は暖まった上階の空気を地下ピットに送り暖かい空気を床下から昇らせ、夏は地下ピットの冷気を3階間で送り込み、自然に部屋全体に降ろすことで快適な室内環境をつくりだしています。
◆建築データと建築家プロフィール