高校受験/高校受験に向けた親の心得

うちの子、最近ちょっと変!それって「中二病」かも(2ページ目)

中1は「中1ギャップ」、中3は「受験生」というくくりがありますが、中2はというと。一見、何も問題がないように見える中学2年生も、「中二病」という大きな問題があったのです。

伊藤 敏雄

伊藤 敏雄

学習・受験 ガイド

「勉強はやる気とやり方で決まる!」がキャッチフレーズの学習・教育アドバイザー。心理学や行動科学に基づいた効果的な勉強のやり方を、小学生から高校生までの全教科で指導。生徒の約9割が偏差値アップ。また、全国で5000人以上の高校生や保護者に、学習メソッドやモチベーションアップ講座などの講演活動を行ってきた。

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ノー勉※や点数の悪さを自慢し始める

1年生の後半から2年生にかけて、急激に成績が落ちる子が中にはいます。勉強についていけないからなのかと思いきや、そうでもない子も少なくありません。原因は、まじめや努力することが「カッコワルイ」という発想です。

※ノー勉=1秒も勉強しないこと

2年生くらいになってくると、中学校生活にも慣れが生じて、緊張感がなくなります。こと勉強に関しては、「今までなんとかやってこれらたから、これからもなんとかなるだろう」という気のゆるみが生まれがちです。そんなことから、勉強に身が入らない子が出始める頃でもあります。

「腹が立ったから、英語のテストノー勉で受けたった」
「オレ、社会のテスト40点だし」
「数学、オワっとるし」

こんな発言をするようになったら要注意です。ただ、こうした会話は親や教師からはわかりにくいもの。部活動や学習塾などで、同級生との間で交わされることが多いので、学習塾での懇談会や子どもの友達からそれとなく探るようにしましょう。

こうした「自虐ネタ」発言の背景にあるのが、わざと悪い方へ悪い方へと周りのみんなを導くことで「馴れ合う」ことです。しかし、

「いいんだって、適当で」
「まっ、いいかー」

このような妥協したり自己を否定したりするような発言は、自分の可能性をどんどん狭めてしまう負の暗示効果があるので好ましくありません。

対処法としては、「ネガティブ語」を禁止するという措置をとりましょう。
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