自ら恋を壊していない?
相手を疑ってばかりいるのは、相手を傷つける行為であることも
■ケース2:デートに誘ってくれる年下の男性がいるのに、失う不安が大きく、心を開けません。どうしたらもっと楽しむことができるでしょうか?(39歳・女性)
劣等感や傷つくのが怖いという気持ちが、関係を壊してしまうことはよくあることです。そういう人のための対策があります。
・対策1:人は「相手に信じてもらえないと、傷つく」ということをよく理解すること。
自分が傷つかないために、相手に心を開くのを怖がっている行為は、逆に相手にとっては悲しいことであり、下手したら傷つけてしまう行為でもあるのです。
自分のことばかり考えていないで、相手の立場にも立って物を見るようにしましょう。
できれば、「自分が傷つかないために人を傷つけるような人」になるよりも、「人を傷つけない人」でありたいものですよね。
相手の男性が年下だろうがなんだろうが、自分も相手も年齢に関して「それでもいい」と思っているのであれば問題ないこと。相手が気にしていないのに、「でも」「だって」とグズグズ悩んでいるのは、単に自分の年齢コンプレックスが原因であることを理解した方がいいでしょう。
さらに、劣等感をなくすために知っておいた方がいいことがあります。
・対策2:劣等感を持っている人は「私だけがダメなんだ」と思いがち。でも、「私だけがダメなんだ」なんて思っているのは、ある意味、思い上がりだということを知ること。
実は、誰もが似たり寄ったりの欠点や悩みを持っているものなのです。周りをよく見渡してみたら、実は似たような人はたくさんいたり。
もしそんな人は周りにいないという人は、個性的な作家が書いた小説やエッセイなど、本をたくさん読んでみるといいと思いますよ?
劣等感を持っているのは、欠点そのものが問題ではなく、そんな風に思ってしまっている“自分の心”が問題だということを理解しましょう。“自分の心”が悩みを大きくしているのです。
さらに言うと、その劣等感を自分のアイデンティティーにしてしまっている人も中にはいます。でも、できることなら、自分が持っているもっとポジティブな特徴にアイデンティティーを持てるようになると、より生きやすくなるでしょうね。
最後に、「自信がない人が知っておいた方がいい大切なこと」があります。それを次のページで紹介します。