日焼けだけを気にしていませんか?

日焼け対策

男女とも日焼け対策を行うことが当たり前になってきています

男女かかわらず、日差しが強いときには、日焼け対策をすることが常識になってきました。日差しが肌に与える影響の大きさが知られてきたためです。しかし、飲み薬や貼り薬、特定の食べ物と太陽の組み合わせが、皮膚炎を引き起こしてしまう可能性があることは、あまり知られていません。

太陽光による皮膚炎は二種類

太陽光と何かの組み合わせで皮膚炎が起こるパターンは、二種類が挙げられます。

  • 光毒性皮膚炎
  • 光アレルギー性皮膚炎

「光毒性皮膚炎」は、誰にでも起きる可能性がある皮膚炎です。「クロモフォア」という太陽光を吸収する物質が飲食や皮膚への接触で体内に入ると、太陽光を浴びたあと、化学変化を起こして皮膚に炎症を起こしてしまいます。つまり、クロモフォアを含む物質を摂ったあとに太陽光を浴びれば、みな皮膚炎を起こすのです。

「光アレルギー性皮膚炎」は、湿布や化粧品などにアレルギーを起こしてしまい、そこに太陽光があたることで、症状が現れてしまう皮膚炎です。初回では症状がありません。また、量に依存しませんので、少量でも皮膚炎を起こしてしまいます。

思いもよらない組み合わせで、皮膚炎が起きてしまう可能性があります

上記に挙げたふたつの原因物質のほかにも、意外なものと太陽の組み合わせで皮膚炎になることがあります。それでは、代表的なものをみてみましょう。

  1. 湿布
    有名なものとして、シップ剤による皮膚炎があります。貼っていたところに太陽をあびることで皮膚炎を起こしてしまうのです。貼ってたところは1ヶ月間ほど皮膚炎を起こす可能性がありますので、その間の遮光が必要です。

    「背中やお尻なら太陽光を浴びないから大丈夫!」と思っている方、この1ヶ月の間にプールや海、温泉に行かれる計画はないですか?一度皮膚炎になってしまった場合は、3ヶ月の遮光が必要と言われています。暑い時期に長袖長ズボンでの遮光は意外と大変です。その湿布剤の太陽との相性を確認してみてください。
     
  2. 飲み薬
    肌に直接関係ないように思われる飲み薬でも、太陽光があわさることで皮膚炎を起こす可能性があります。風邪薬(ニューキノロン系)、高血圧治療薬(サイアザイド系)、安定剤(クロルプロマジン)などは、相性がよくありません。
     
  3. 柑橘類
    柑橘類(レモン、イチジク)にはソラレン、オクソラレンという物質が含まれています。こちらが皮膚について太陽光と合わさることで皮膚炎を起こします。

    夏になると、柑橘系のシャンプー、整髪料、デオドラント、はたまた柑橘系のアロマオイルでマッサージをしたくなりますよね。そのオイルは太陽光との相性は大丈夫ですか?
     
  4. 食べ物
    食べ物でもソバ・アカザ・アワビの内臓・クロレラなども太陽との組み合わせで光アレルギー性皮膚炎になる可能性があります。

夏になると症状が出てくるその皮膚炎、普段気付かずに摂取しているものと、太陽光との組み合わせの悪さが引き起こしているかもしれません。皮膚炎を起こしたところは「炎症後色素沈着」といって、シミになってしまう可能性もあります。

皮膚炎は意外なところに原因がひそんでいますのでご注意くださいね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項