スペイン語学習に辞書は必須アイテム

何事も形から入りたいタイプの語学学習者は、まず辞書をそろえることで、学習のモチベーションが高めるものです。実際に、辞書がないとスペイン語学習は始まりません。

とはいえ、日本語-スペイン語辞書、スペイン語-日本語辞書、スペイン語-スペイン語辞書など、スペイン語学習にかかわる辞書は様々なものがあります。本当に最初から全ての辞書を揃える必要があるのでしょうか。

語学学習は、スクール、テキスト、旅行など色々な方法がありますが、意外とお金がかかります。なるべく予算を抑えて学習を進められるよう、ガイドがスペイン語の勉強を始めてから、現在、翻訳の仕事をするときまでずっと愛用している辞書と関連ツールを紹介したいと思います。
   

スペイン語を初めて勉強するなら! 「スペイン語-日本語辞書」

初学者は、まずスペイン語-日本語辞書と、日本語-スペイン語辞書を用意すると思いますが、必ずしも最初から両方必要なわけではありません。もちろん両方あれば便利ですが、どちらかというと、スペイン語-日本語辞書が初学者には必須です。

その理由は、スペイン語の学習はまずスペイン語の文章にある単語を理解することから始まるためです。日本語-スペイン語辞書が必要になる、つまり日本語をスペイン語の単語で言い表すのは中級者になってから。または、上級者になって日本語からスペイン語の翻訳や通訳を手掛けるときに必要となるでしょう。
 

スペイン語-日本語辞書でおすすめ:白水社『現代スペイン語辞典』

数あるスペイン語-日本語辞書のなかでガイドがおすすめなのは、古典的な名著、白水社『現代スペイン語辞典』です。

初学者用のスペイン語-日本語辞書として有名なのは、この白水社『現代スペイン語辞典』、研究社『新スペイン語辞典』、三省堂『クラウン西和辞典』です。この3点のうち、『現代スペイン語辞典』が最も薄いのです。これは、テキストだけでもカバンが重くなる語学学習者にとって大きな利点です。

また、『現代スペイン語辞典』は『新スペイン語辞典』に比べて文字が小さ目。『新スペイン語辞典』の文字の大きさは確かに読みやすいのですが、中学生のための英語辞書のようで、第2、第3外国語としてスペイン語を学習する大人の気分には合わない感じがします。

『現代スペイン語辞典』は例文も詳しく、初心者から上級者まで長く使える辞書となっています。

スペイン語学習には紙の辞書? 電子辞書?

語学学習は単語を一つひとつ習得していく時間の積み重ねであり、自分の努力と時間の経過が見られるのは紙の辞書だといえます。

新しく引いた単語にマーカーで線を引く。再度引いたらまた違う色で印をつける。3度目は、違う単語を引くときにたまたま目に入って、もう意味を覚えているかもしれません。

また、紙の辞書では例文がそのまま目に入り、同じ語幹を持つ単語(関連語)も前後に掲載されています。もちろん、電子辞書にも載っている情報ですが、わざわざ探しに行かなければ見つかりません。紙の辞書ではそのまま目に入ってきます。そういう意味で、初学者には紙の辞書をおすすめします。

中級レベルになったら、自宅学習用には紙の辞書を、外での学習には電子辞書と使い分けるといいでしょう。
 

スペイン語-スペイン語辞書のおすすめサイト

real academia

スペイン語の権威機関。新語も網羅している

学習が進んでくると、スペイン語の単語をスペイン語で理解することで、微妙なニュアンスや日本語に訳しきれない深い意味がわかるようになります。そのためには、スペイン語-スペイン語辞書が役立ちます。

1713年設立のReal Academia Españolaは、時代とともに変化するスペインとラテンアメリカのスペイン語の標準を定める、スペイン語の権威機関。同機関はオンラインで無料のスペイン語-スペイン語辞書を公開しています。

スペインだけではなく、中南米の言葉も調べられます。単語の意味だけではなく、アクセント記号を付けるかどうか迷うときなど、ガイドもよく使っています。
 

スペイン語-英語辞書のおすすめサイト

word reference

イディオムの使い方や、文法についてのディスカッションも参考になる

日本でのスペイン語研究は、英語研究に比べて歴史が浅く、スペイン語-日本語辞書も英語-日本語辞書の完成度には達していないというのが現実です。スペイン語-日本語辞書だけでは意味をつかみきれないとき、日本語の訳がしっくりこないときには、スペイン語-英語辞書を試してみましょう。

オンラインで無料使用できるWord Referenceでは、スペイン語-英語、英語-スペイン語の辞書の他に、学習者や翻訳家などの掲示板があり、イディオムの使い方なども参照できるようになっています。


スペイン語の単語を英語で探し、英語の単語を英語-日本語辞書で探してみると、英語ー日本語辞書は充実しているので、ぴったりの日本語訳が見つかることも多いです。
 

厳密には辞書ではないけれどおすすめのツール

Linguee

とても便利なオンラインツール

最後に、辞書ではありませんが、とても便利なツールをお教えしましょう。こちらも、スペイン語-英語-日本語と2段階を踏みますが、イディオムや専門用語などの検索に大変便利なLingueeというページです。

Lingueeは、ウェブに公開されている文章のなかから多言語で対応する言葉を探して、文章ごと抜き出してくれます。単語だけ、イディオムだけではなく、使われている文章を読むことで、どのような文脈で使用されているのかがわかり、理解が深まります。

たとえば、スペイン語でllamar la atención(注意を引く)というイディオムを引くと、attract attentionなど、英語の該当イディオム(複数見つかることもあります)を含む文章を抜粋してリスト化してくれます。英語を読んでピンとくる人はそれで理解できますし、英語ではまだピンとこない場合には、その英語イディオムを英語-日本語の辞書で探せばいいでしょう。


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