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追加型株式投信の年間騰落率上位・下位ファンドは?

2015年4月、米ナスダック総合指数は1~3月期決算への期待の高まりから2000年のITバブル以来となる高値を更新したほか、日経平均株価も同じく約15年ぶりに終値ベースで2万円台を突破しました。こうした中、過去1年間で見た国内追加型株式投資信託の運用成績上位・下位ファンドはそれぞれどのような顔ぶれだったのでしょうか。

篠田 尚子

執筆者:篠田 尚子

投資信託ガイド

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上位は中国株式型が独占!

運用成績の「ベスト10」は、主として中国の株式に投資するタイプが上位を独占しました。中国の株式市場は4月、追加景気刺激策への期待感が膨らみ、中国本土、香港ともに大幅反発しました。上海A株指数は4月の1ヶ月間だけで約18%、年初来では4月末時点で約37%上昇しており、他の地域を大きく引き離しています。

追加型株式型投資信託の1年間騰落率ベスト10

追加型株式型投資信託の1年間騰落率ベスト10



現存する中国株ファンドの大多数は、香港株を中心に組入れています。また、人民元建てのA株に投資するタイプのほか、台湾やシンガポールなどアジア地域の各国市場に広く投資を行う中華圏型も存在します。A株の取引は原則として中国国内の投資家に限定されていますが、中国政府が2003年から段階的に指定国外機関投資家(QFII)として外国の機関投資家にも門戸を開いたことで、中国国外の金融機関もこの制度を利用し投資信託を設定することが可能となりました。こうした流れを受け、近年はA株に投資を行う中国株ファンドが主流になりつつあります。

原油価格は反発するも成績は依然マイナス圏

一方、運用成績「ワースト10」のランキングでは、原油・資源関連のコモディティ型が上位に名を連ねました。金や原油などの先物価格は3月に底を打った後、反発しました。中でも原油価格は、需要改善期待を受けて短期間で急反発を見せました。しかし、それ以前の下落幅が大きかった分、1年間で見るとまだマイナス圏に沈むファンドが目立っています。

追加型株式型投資信託の1年間騰落率ワースト10

追加型株式型投資信託の1年間騰落率ワースト10

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