再婚/再婚につながる婚活・お見合い

再婚への近道はあえて“弱さ”をさらけ出すこと

前回の記事では、残念ながら再婚にいたらなかったエピソードを紹介しました。今回はめでたく再婚に成功した人の話です。実は、再婚への近道は「不安」や「弱さ」の共有だったのです。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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めでたく再婚にいたる人もたくさんいる。その秘訣は意外なものだった!

めでたく再婚にいたる人もたくさんいる。その秘訣は意外なものだった!

前回の記事では、実際にあったエピソードをもとにして、再婚のための心構えやお見合いのポイントを紹介しました。

紹介したのは、残念ながら再婚に至らなかった方の話ですが、逆に問題点が浮き彫りになったのではないでしょうか。それをうけて今回は、めでたく再婚にいたった方の話を紹介したいと思います。

心の内を正直に打ち明け合う

その方は、40歳の派遣社員。公立小学校に通う子供がいます。元音楽の講師でしたが資格はあってもなかなか仕事がなく、働きながらひとりで子育てをすること、そして生活の不安を抱えていました。

「子どもを大学に進学させたいが仕事がなくなったらどうしよう」「親は介護の必要はまだないとしても、高齢だし、やっぱり将来が心配」、そんな不安を抱えていて夜も眠れないほど。少しでも不安を和らげたいということで、再婚を希望されていました。

そんな彼女のお見合い相手として紹介したのが、10歳上の男性でした。少々ぽっちゃり体型ですが、優しい人柄がにじみ出ている方です。実は前妻との間に子供がいるのですが、母親が親権を持っているので、なかなか会うことができません。そのため寂しさを感じることが多いとのことでした。そんな気持ちを正直に打ち明けれくれたこともあって、彼女自身も彼に心の内を正直に話したそうです。

彼は忙しい人で、しかも東京在住ではありませんでしたが、仕事の合間に上京してはデートを重ねました。そのうち、子供とも会って仲良くなり、彼女とは愛を深めていきました。ほどなくプロポーズ。やはり再婚となるとなかなか勇気が出なかったと、後になって彼女は言っていましたが、最終的にはめでたくゴールインとなったわけです。

不安や弱さを見せ合うことが信頼につながる

実は、再婚相手の男性は会社の経営者でした。彼女の前のご主人は公務員だったので収入も安定しているし、なによりも将来が見通せます。一方、経営者となるといつ会社が傾くかわかりません。それを彼の方もちゃんとわかっていて、経営者としての不安を正直に話してくれました。経営者として、そして男のプライドもあるはずですが、それでも彼女に打ち明けてくれたので、彼女は「彼を信じよう」と心に決めたといいます。

信じるということの中には、心の内を相手に伝えることがあると私は思います。この2人が再婚にいたったのは、心の中にある不安や寂しさを隠さずに話し合えたからです。いってみれば弱さを見せることで、相手が自分に心を許していると感じるわけですね。それが信頼や信じるということにつながります。

誰でもそうかもしれませんが、特に再婚をしたいと思う人は不安を抱えています。特に子供がいると、子供の将来まで考える必要があるので、尚更です。だからこそ、その気持ちを正直に打ち明け、内面を見せることが大切なんですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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