といっても、再婚の問題点ばかりを並べるつもりはありません。逆に問題点をクリアにすることで、再婚の成功確率を上げることができる。そう思って書いていこうと思います。
2人で一緒に稼ぐという考えを持つ
2人とも働いているなら、2人で生活を支えることを考えよう
はじめは「心優しい人であれば……」とのことだったのですが、次第に相手への願望が高くなっていきました。何度かお見合いをしたのですが、年収が高くないという理由で、なかなかうまくいきませんでした。確かに年収はとても気になる点ですが、理想の年収の人は競争率が高いのは間違いありません。
加えて、子持ちの男性とお見合いをしたときには、自分の子供がいじめられるのでは? と心配をしていました。相手の子供が男の子で、しかも年上だったからです。こういったことが何度かあって、最後に彼女はこう言いました。「わかりました、私を望んで下さる人は私が希望しない方なんですね」。
もちろん、再婚のときでも相手への希望はありますが、それが高すぎるのは考えものです。特に年収は多くの人が重要視するポイントなので、ここにこだわりすぎると相手がなかなか見つかりません。彼女の場合には自分も税理士として働いているのだから、2人で一緒に生活費を稼ぐ。そういう考えも必要になりますね。
結婚相談所に本音を伝えることで、お見合いは成功する
33歳のこの女性は、海外の大学を卒業して、保険の外交員として働いています。子供は2人で幼稚園に通っています。親が地方にいるため、ひとりで子育てをする毎日。「パパがいないということで寂しい思いをさせたくない」「男の子なのでがっつり遊んでくれる人が必要」ということで、お見合いを希望されていました。彼女の場合、土日は子供と一緒に出かけたりするので、平日でセッティングしました。しかも、子供が習い事をしている間にお見合い希望ということで、かなりピンポイントです。平日の夕方は、相手のことを考えると、セッティングが難しい時間帯でもあります。ごくごく普通に考えると、相手は働いている時間ですよね。お見合いのために仕事を休む必要があるのです。
そんなこともあって、なかなか苦労してお見合いの場をつくったのですが、男性の学歴や、再婚子持ちは嫌ということで交際には至りませんでした。
当初、彼女は「私が稼ぐから、主夫になってくれてもいい」と話していたのですが、ふたを開けてみると本音は全然違いました。本音は高学歴で高収入な人が希望ということだったわけです。「子どもと一緒に遊んでくれる人」というのは何だったのでしょう。
相手を探すには見栄や建前は捨てて、本音を言ってもらわないといけません。逆に、本音を伝えてくれれば、それに合う人を探せるのです。結婚相談所の人の前では、プライドを捨てることが大切なのです。
今回は残念ながら再婚に至らなかった人の話でしたが、一方でお見合いを成功させて再婚に至る人もたくさんいます。次の記事では、成功した人のエピソードを紹介したいと思います。