HONDA(ホンダ)/ホンダの車種情報・試乗レビュー

ホンダ新型シャトルは燃費も荷室の広さもトップクラス

フィットの名前がとれて、ホンダ・シャトルとなった新型5ナンバーワゴンが登場した。ハイブリッドの燃費は最高値で34.0km/Lで、5ナンバーワゴンのハイブリッドでは初の4WDも設定。荷室の広さも自慢というホンダの自信作だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ハイブリッドの燃費はクラストップレベル

ホンダ・シャトル

フィットをベースに、5ナンバーワゴン化されたホンダ・シャトル。ボディサイズは全長4400×全幅1695×1545mm(2WD)で、燃費はハイブリッドの最高値が34.0km/L、ガソリンは21.8km/L


ホンダ・シャトルと名前を変えた新型コンパクトワゴンが登場した。かつてはシビック・シャトル、最近ではフィット・シャトルの名で販売されていたが、フィットをベースとしながらも「開発段階の初期から今度の車名は、シャトルにしよう」と方向性が定まっていたそうだ。

プラットフォームを共有するフィットとの共通点は目に見える外観ではフロントバンパー、前後ドアなどで、ワゴン化されたリアオーバーハングはもちろん、インパネも共通パーツをのぞいて新規に開発されている。

パワートレーンは、JC08モード燃費で34.0km/Lとクラストップを誇る1.5Lアトキンソンサイクル+モーターのハイブリッドと、1.5L直噴エンジンを用意。前者に7速DCT、後者にはCVTを組み合わせている。

また、ハイブリッドの5ナンバーワゴンで初となる4WDを設定しているのも雪国の人には大きな訴求ポイントになりそうだ。

ホンダ新型シャトルは荷室の広さも自慢

ホンダ・シャトル

後席の背もたれを倒せばフラットになるだけでなく、床面が低いので大きな荷物でも楽に乗せ降ろしできそう。後席の後ろには床やシートなどに置きたくない大切な荷物用のマルチユースバケットを装備。使わない時は格納できる


ステーションワゴンを選ぶ際に重要な荷室の広さに関しては、クラス最大の570Lを誇り、2名乗車時には最大184cm、荷室容量は1141Lと広大なだけでなく、開口部下側が地面から近い、低い位置に設定されているため、大きな荷物でも乗せ降ろししやそう。

2人までならキャンプや釣りなどの趣味はもちろん、小さな子どもが2人いるファミリーでベビーカーを2台積み、さらに荷物を積みたいのニーズにも余裕で応えてくれる。

それでいて立体駐車場に入る全高はもちろん、狭い道でも苦にしない取り回しの良さなど、都市部のユーザーでも使いやすいのが大きな魅力。

そこに先述した燃費の良さが加わったわけだから、カローラ・フィールダーとガチンコとなる国産5ナンバーワゴンの市場維持、いや拡大も期待される新型モデルといえそうだ。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます