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カミングアウトもあたりまえ!? 韓国芸能界の整形事情(2ページ目)

韓国が整形大国なのは世界的にも有名な話。100人に1人は整形をしているという統計があり、見た目がウリの芸能界では、もはや当たり前? そこで、今回は韓国芸能界の整形事情に迫ります。

安部 裕子

執筆者:安部 裕子

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整形手術の弊害は?

このように整形が良い方向に働く場合もありますが、もちろん弊害も少なくありません。ヒアルロン酸やボトックスを繰り返し注入したことで、演技に最も重要な表情が乏しくなったり、何度も整形を繰り返すうちに副作用で片方の鼻の穴が詰まって呼吸ができなくなってしまったという女優もいます。また、芸能生活の中でうつ病にかかり「顔が変われば人生が変わると思った」との理由で整形依存症になったことをカミングアウトした歌手もいました。

そして2013年には、睡眠導入剤や麻酔薬としても使われる向精神薬“プロポフォール”の不正利用疑惑で有名女優たちが相次いで検察の聴取を受ける騒動も起きました。2009年ごろから整形外科が麻酔薬として投与を始めたというプロポフォールは、疲れが一気に吹き飛ぶというクチコミで芸能界に広まり、2011年2月から麻薬類に指定されるように。しかし、プロポフォール依存に陥った芸能人が、麻酔が必要のないプチ整形にも違法に処方してもらうケースがパターン化したといいます。結局、この事件で不拘束起訴された3人の女優には、懲役8か月、執行猶予2年と追徴金が宣告されました。

私たち視聴者から見れば、もともと美しい芸能人が、整形によって顔が変わったり、不自然な表情になるのを見ると「なぜ、そこまでするのか」と疑問に思うのですが、厳しい競争の中で生き残ろうとするために、美の追求をあきらめなれないのが芸能人なのかもしれません。

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