ドラマ化のここが楽しい
1: 登場人物のなりきり度を楽しむコスチューム、髪型、メイク、立ち振る舞い、俳優陣のなりきり度に笑いがとまらなくなることがあります。『ちびまる子ちゃん』や『サザエさん』など、子どもたちのなりきり度の可愛さとガンバリは格別で、和みあり笑いありドキドキハラハラありで、大人も存分に楽しめます。
2: 風景の立体化を楽しむ
平面的なマンガの世界で慣れ親しんだ風景がドラマ化によって立体化されるのも視聴者には新鮮です。原作 の世界がパワーアップしスケール感を増すことも少なくありません。視聴者にとっての懐かしい風景や、憧れの風景が鮮明に映し出されることも、ドラマならではと言えるで しょう。
3:原作との違いを楽しむ
原作との違い。ここがドラマ化への賛否両論を一番生んでいる点で、原作ファンにとってはもどかしいところです。一方で新しい世界観を楽しんでいる視聴者もいるでしょう。『医龍-Team Medical Dragon-』の主人公である朝田龍太郎(坂口憲二)は、原作では陽気でユーモアたっぷりに描かれていたのに対し、ドラマでは徹底的にクールに描かれ、その違いが印象的でした。
4:音楽、ナレーションなど演出が加わった世界を楽しむ
ナレーションが入ったり音楽が加わることで、原作の世界観がグッと深まることもあります。まさに制作チームの手腕。『孤独のグルメ』シリーズでは包丁のトントンする音や湯気など、厨房の臨場感とお料理を待つ主人公の井之頭五郎(松重豊)のソワソワ感が見事に表現され、視聴者を楽しませます。
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