バドミントン/バドミントンの基本

未経験者が勘違いする「バドミントンあるある」5選

バドミントンを始めると、していない人からの「勘違い」が気になることがありますよね。今回はそんな「あるある」をまとめてみました。「違うんだよ~っ」って思いを、バドミントンをしない人に伝えたい。そして、少しでもバドミントンに興味を持って欲しいと思います!

執筆者:堤 嘉軌

バ「ト」ミントンじゃない!!

勘違いイメージ画

勘違いしてない?

「勘違いあるある」の代表格とも言えます。正式名称はバミントンなのです。2文字目は濁音です。

実は私も始めてしばらく経つまでは、バミントンだと思っていました。ちなみにバミントン部は「バミントン部ってさ~・・・」と言われるのを嫌う傾向があります。「まず名前違うしっ!」とか思っています。

なぜ「バミントン」として認識されがちなのか……。それは略語が理由なのかもしれません。

ミントン部は略すと「バ部」で、全て濁音になってしまい言い辛い。一方「バ部」はなんとなくスッキリ言える。「バ部」と「バ部」。「バ部」のが言いやすくありませんか?

今では競技としてはバミントン、レクリエーションとしてはバミントンという風に使い分ける人もいます。また辞書によっては「バミントンとも言う」とあるので、あまり気にする必要はないと思います。

ただ非競技者が「バミントン」って言うと、「おっ!分かっているね!」と嬉しく思います。


バドミントンはマイナーなスポーツ

これもよく耳にする勘違いですね。はっきり言っておきましょう、バドミントンはメジャーなスポーツです。1992年のバルセロナ五輪より正式競技種目として採用されています。これは世界の人々がバドミントンを楽しんでいるということです。

「日本」でも、バドミントンはメジャーなスポーツです。スポーツ政策研究所である“笹川スポーツ財団”が2012年に発表した調査データ“種目別にみるスポーツ実施状況に関する研究”によれば、バドミントンの競技人口は約970万人以上というデータもあります。同データによるとサッカー、野球はそれぞれ約800万人、約740万人で競技人口はバドミントンよりも少ないのです。

競技者をどのレベルの方まで含めるかで、この数字は大きく変わると思いますが、それでもバドミントンに興味がある人が意外(?)と多いのは事実です。

ただ、「日本であまり報道されていないからマイナーだ」と言われると何も言えません。私もそう思います……。


日本バドミントンは弱い

最近はそれほど弱いイメージもないと思います。五輪でもいくつかメダルを獲っていますし、2014年のトマス杯・ユーバー杯と呼ばれる国別対抗戦で男子優勝女子準優勝の快挙を成し遂げたました。これはニュースで見た方も多いかと思います。

また個人で見ても、2015年4月23日付の世界ランキングのトップ10内に日本人の名前がいくつかあるのです。

まず男子シングルスであれば、7位に桃田賢斗選手(NTT東)。
男子ダブルスは、5位に早川賢一選手・遠藤大由選手(日本ユニシス)。
女子シングルスだと、10位に奥原希望選手(日本ユニシス)。
女子ダブルスは、なんと1位に松友美佐紀選手・高橋礼華選手(日本ユニシス)、さらに6位に前田美順選手・垣岩令佳選手(再春館製薬所)。

どうですか?バドミントンも結構やるでしょう?

さらに2015年4月17日に文部科学省の「マルチサポート事業(五輪夏季競技)」において女子バドミントンはA評価をもらっています。マルチサポート事業とは「五輪で、メダル獲得が期待できる競技に支援する事業」のことです。つまり、リオ五輪でのバドミントンの活躍を国も期待している、ということですね!

他にA評価とされているのは、水泳、女子サッカー、男子体操などの5種目です。

頑張れ、日本!強いぞ、日本!


バドミントンは地味なスポーツ

こちらは学生時代の部活のイメージが強く残っているのではないか、と考察しています。出身校がバドミントンの強豪校の方は、おそらくこのようなイメージを持っていないのではないでしょうか?

いわゆるハイレベルなバドミントンは打球音スピード感など生で見ると結構迫力があります。いえ、“かなり”迫力あります。

個人競技なので簡単に始められ、レベル別で続けられるというバドミントンの特性上、部活動では様々なレベルの方がバドミントンを楽しんでいます。なにもハイレベルに打ち合うことだけがバドミントンではありません。逆に言えば「地味だと思っている」部分だけがバドミントンでもないのです。

さらに光と風の影響を大きく受けてしまうことも、バドミントンを地味なイメージに繋げているのではないか、と思うのです。夏でも体育館の窓、カーテン、ドアを締め切る。日焼けせず、薄暗い体育館で打ち合う。締め切っているから外部からは中の様子が窺い知れない。怪しい……。

そんなイメージが一人歩きしたのではないでしょうか。

「バドミントンは地味」とお思いの方は、もし可能であれば一度体育館に足を運び、実際にプレイを見て欲しいと思います。その結果、「やっぱり地味だな」と思われたら・・・、バドミントンは地味なのかもしれません。(――いえ、そんなはずありませんっ!)


バドミントンはテニスの親戚

テニスのイメージ画

テニス・・・?

ラケット競技という共通点からか、テニスと比較されたり混合されたりすることも多いバドミントン。テニスでいうと卓球の方が近いのですが、ラケットの見た目が似ているせいかバドミントンも引き合いにでます。

「バドミントンとテニスって何がどう違うの?」など聞かれることもしばしば。

結論としては、バドミントンとテニスは全く別物です。道具もフットワーク(足運び)も戦い方も。似ている箇所はいくつかありますが、「起源が同じ」や「元々は同じスポーツ」なんてことは聞いたことありません。ですから、「テニスと比べてどう」などというのはお門違いなのです。

ちなみにテニスのラケットでバドミントンのシャトルを打つことは可能ですが、その反対はオススメしません。なぜならバドミントンラケットでテニスボールを打つと、ラケットが折れるから。球の重さが違いますから、当然です。絶対にバドミントンラケットでシャトルより重いもの(6g以上)を打つのは止めましょう。


以上、バドミントンに関する「勘違いあるある」でした。

どうでしょうか?あなたの周りにも、こんな勘違いをしている方がいるのでは?? 一緒に勘違いを正していきましょうっ!!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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