いじめには主に二種類のいじめがある
コミュニケーションスキルをあげて予防しよう
「コミュニケーション系のいじめ」とは、無視、仲間外れ、悪口などです。「体力系のいじめ」は、暴力、ものを隠すなどです。現代では、これにネットいじめといって、LINEの中で仲間外れ、誹謗中傷メール等が加わります。
「体力系」のいじめは、基本的には逃げる、暴力をふるうような子には近寄らない等のわかりやすい予防策がありますが、「コミュニケーション系」は、なかなか意識して予防することができません。しかし、コミュニケーションスキルを上げることで、「空気がよめない」「キモイ」「なんとなくむかつく」といった動機から始まるいじめを予防することはできます。家庭でできる「いじめ予防のコミュニケーションスキル」について考えてみたいと思います。
コミュニケーションスキルとは
「初めて会うのにあまりよく思われていないようだ」「自分は誤解されやすいようだ」「なんとなく相手を不快にさせてしまうことが多いようだ」という心当たりのある人は自分の話し方や、見た目、態度を一度振り返ってみる必要があります。もちろん、いじめはどんな理由があっても許されることではありませんが、現実に相手にとって感じのよいコミュニケーションスキルを身につければ、将来にわたって使えます。親御さんが、自分のお子様のことを客観的にチェックしてあげるとよいと思います。以下の点を注意してみてあげてみてください。
相手に印象のよい話し方と態度とは
- 姿勢をただしましょう
親子で相手に印象のよい話し方・態度を考えてみましょう
- 相手の顔全体をみましょう
- 顔に手をやらない
- 声の大きさに気をつける
- 体を不必要に動かさない
- うなずく、相づちを打つ
- 会話に集中しましょう
- 相手を同じ表情をする