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イタリア流自己紹介とは? 使えるイタリア語例文
イタリア流の自己紹介とは?
握手とともに「初めまして」
自己紹介する時にはまっすぐ相手に向かい合って、右手を差し出しながら名乗ります。Piacere, sono ○○○. ピアチェーレ、ソーノ ○○○
(初めまして、○○○です )
一般的に、イタリアでは苗字ではなく名前で自己紹介します。
もし右手がふさがっていたとしても、左手で握手するのは礼を欠くこととされています。ここで日本人は、どうしても握手しながらつい同時にお辞儀してしまいがちなのですが、お辞儀する必要はありません。
名刺交換は必須ではない?
仕事の場面で、日本ならば真っ先に名刺を出すのが一般的ですが、イタリアではそうでもありません。こちらが名刺を差し出したら、「それならば私も..」という風に自分の名刺を出してくれると思います。それでも出してもらえなければ、聞いてみましょう。Posso avere il Suo biglietto? ポッソ アヴェーレ イル スォ ビリエット?
(お名刺を頂けますか?)
職業を聞かれたら答えるのは会社名ではない?
もしも名刺交換するほどのかしこまった相手ではなくても、どんな職業についているのかは興味ありますよね。一番簡単な尋ね方がこちらです。Che cosa fa? ケ コザ ファ?
(お仕事は何ですか?)
ここで日本と違うのは、日本なら自分の所属する組織や会社名、肩書きで答えることが多いですが、イタリアでは自分の任されている役職を答えます。「IT部門のプログラマーです」「生産コスト管理を担当してます」「PR部門で新ブランドのキャンペーンを任されています」「海外マーケティング担当です」といった答え方が一般的で、もし会社名だけ答えても、「その会社で何を担当しているの?」とさらに聞かれることが多いです。
イタリア人は出身地の話が大好き!
イタリア人はお国自慢が大好き!
Di dove è? ディ ドヴェ エ?
(あなたはどちらの出身?)
Sono giapponese. ソーノ ジャッポネーゼ
(私は日本人です)
Sono di Yokohama. ソーノ ディ ヨコハマ
(横浜の出身です)
イタリア語にはHの発音がないので、ヨコハマはイタリア人にはヨコアマに近い読み方をされます。 同じことは博多や姫路出身の人にも言えるかもしれません。また東京は平らにトーキョーと発音するより、トにアクセントを置いてトーキオと読んだ方がイタリア風です。大阪の場合もオーサカと平らに読むより、サがザに聞こえるぐらい強めにオザーカと発音するのがイタリア風です。
相手の出身地も聞いてみよう!
ここで相手の出身の街もどんなところなのか、ついでに聞いてみると喜ばれます。イタリア人は誰しも郷土愛がとても強く、お国自慢が大好きです。ですから出身地の話を聞いてみれば、どんな見所があって、どんな郷土料理が有名で、どんな物産があって、街のサッカーチームはどこで、今年の有力選手の調子はどうかなど、あれこれ丁寧に教えてくれると思います。Come è la Sua città? コメ エ ラ スァ チッタ?
(あなたの街はどんな街?)
イタリア人は日本事情にも詳しい?
ガイドが少なからず驚いたのは、イタリア人の中でも「日本が好き」と言ってくれる人の割合です。初対面の場での社交辞令かと思いきや、話を聞けば浅草が好きとか、 寿司が好きとか、小さい頃は日本のアニメを見て育ったとか、特定のミュージシャンのファンだとか、日本の歴史に精通していたり、いろいろな側面から「日本が好き」と言ってくれるので、悪い気はしません。うっかりすると、日本人でも追いつかないぐらいの知識を持っていることもあります。そんな時には、こんな言葉が喜ばれると思います。Vieni in Giappone a trovarmi. ヴィエーニ イン ジャッポーネ ア トロヴァルミ
(日本に是非、会いに来てよ)
イタリア人との初対面の場を乗り切って、相手に「この人とまた会ってみたい!」と思ってもらえるといいですね。
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