南西と東南が道路に面する角地という、一見良好な敷地のように思えましたが、南側の二面の道路からは道路斜線が、奥の二面の隣地境界線からは北側斜線がかかり、角地緩和がありながらも建ぺい率70%という条件も重なり、建物のボリュームを確保するのがとても難しい土地だったのです。
大きな窓の銀色の家
1. 鱗で覆われたような、ガルバリウム鋼板の平葺きで仕上げられた外観。写真:吉田誠 |
2. 法規制により3階が1m後退している。写真:吉田誠 |
3. 夜の室内は暖色系の照明で照らされる。写真:吉田誠 |
最寄りの地下鉄の駅から交通量の多い街道を渡って歩くこと7分。文京区の典型的な住宅密集地に、銀色の外壁と大きな窓が印象的な3階建ての家が現れます。
1階はガレージと玄関とバスルーム、2階はメインのLDK、3階は寝室になっています。さらに地下室と屋上まで備わっているという、至れり尽くせりの設計になっています。
◆建築データと建築家プロフィール