債券の利回り「+アルファ」の収益を追求

一般的に、株式よりも債券の方が、新興国よりも国の信用力が高い先進国の方が、リスクは小さい傾向にあります。しかし、日本を含む主要先進国は超低金利政策を継続してきたため、残念ながら日本国債を持ち続けているだけでは十分な利回りを期待できません。そこで、ポートフォリオの一部分(概ね1~3割程度)を株式や社債を含む海外債券に振り分け、債券の利回り「+アルファ」の収益を追求することが重要となるのです。

実質的に円建て債券に投資する「ローリスク・ローリターンファンド」の例

実質的に円建て債券に投資する「ローリスク・ローリターンファンド」の例


 

ベースはあくまで円建て資産

例えば、JPモルガン・アセットが運用する「JPM日本債券アルファ」は、国内債券に90%、国内株式に10%を投資しています。「日本債券・株式バランスファンド(資産配分調整型)」(三井住友トラスト・アセット)も、全体の80%を国内債券に投資し、残り20%について国内株式の配分比率を柔軟に調整します。

また、日興アセットの「日興・ピムコ・グローバル短期債券ファンド」は、株式こそ組入れていませんが、日本を含む世界各国の債券に分散投資しています。フルヘッジを行うことで為替リスクを回避しているので、実質的に円建て資産に投資しながら相対的に高い海外債券の金利を享受しています。

ただし、「ローリスク」というのは、あくまで株式や海外債券を中心に組入れているタイプと比べて基準価額の値動きが緩やかであるということに過ぎません。絶対に値下がりしないというわけではありませんので、必ず各ファンドの特徴を確認してから投資するようにしましょう。
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