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家具見本市ミラノサローネ流 見せる収納テク3つ

しまうと忘れるのは世界共通!? 片付けるとスッキリ。でも、アレはどこにしまったかな? 探しているうちに戸棚はぐちゃぐちゃ部屋はごっちゃり。プチリバウンダー必見の収納テクを紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

毎年、イタリアのミラノで開催されるMILANO SALONE。世界最大規模の家具見本市として、その年のトレンドが発信されるエキサイティングなイベントです。2015年の会期は4月14日から19日。その中から、今すぐ使える収納テクをピックアップ。今すぐ使えるアイディアを、いち早く現地からお伝えします。

まとめて見せテク

モノが多いと戸棚に隠したくなります。ところが、見えないのをいいことに、収納の中が雑然としがち。それが、片付かない負のスパイラルを招きます。実は、いっぱいあるからこそ見せるのが正解。
フックで吊るす収納

フックを使って吊るすだけではなく棚のように置くことも。ミラノサローネ国際家具見本市「KARL ANDERSSON & SONER」展示より

でも中途半端なやり方ではいけません。まとめてたっぷりと、等間隔に並べるのがポイント。床には余分なモノを置かないで、軽快に仕上げましょう。廊下のような狭い空間でも使えるテクです。

薄く見せテク

収納は奥行きがある分だけ場所をとり、部屋が狭くなります。限られたスペースのなかでモノと共存するには、厚みを減らすのが一つのポイント。たとえば、本棚という固定概念を捨てて、背表紙を見せるのではなく、表紙を正面に並べるやり方に切り替えてみてはいかがでしょう。
本棚

本が主役だから書架の色はベーシックはほうがいい。ミラノサローネ国際家具見本市「KARL ANDERSSON & SONER」展示より

図書館で子ども用の図書コーナーに書架がありますが、それと似た市販の商品を子供部屋で使っている家庭をよく見かけます。表紙が見えると選びやすいとうのがその理由です。普通は一つだけですが、思い切って書架をズラッと並べて、本でびっしりと埋め尽くしたアクセントウォールに。そして本の位置を並べ替えたら、模様替えになるという仕掛け。畳んだシャツを並べてみるなど、他にも応用が利きそうです。

アートに見せテク

小さめの棚を利用して、同じもので位置をずらしながら配置。壁にリズム感が加わって、楽しい雰囲気が高まります。さらにポスターやミラーなど、壁掛けの飾りと組み合わせてアーティスティックに。
無印良品

無印良品の壁につける家具で真似できる。ミラノサローネ国際家具見本市「DANISH LIVING room」展示より

本や雑誌、財布やスマホ、アクセサリーなどをちょい置き。よく使う愛用品なら自然とうまくまとまります。そして、棚の色は壁と同じホワイトあるいは木目。さりげない仕上がりが、部屋をスッキリと見せてくれます。

派手ではないけれど、収納は大事なテーマ。見本市なので、商品のプロモーションに力を入れた展示が多いなか、ソファやテーブルといった家具に匹敵する度合いで収納提案がされています。洗練されたミラノサローネスタイルを、私たちの暮らしに取り入れてインテリアをさらにアップグレードさせていきましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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