テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぽらぽら。~ジンバブエからPORARION星(2ページ目)

「ぽらぽら。」ことぽらこちゃんは、なぜジンバブエに行ったのか? 「ドバイ経由ジンバブエ」なる教育的ラップを公開後、5月13日に発売の第2弾フルアルバムは、故郷ポラリオン星について歌った『PORARION WORLD』! (5月7日にリリース祭「PANDA DE PORATEN」での生インタヴューを元にページ3と4を追記)

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ドバイ経由ジンバブエ

ガイド:
アルバムの話の前にジンバブエの話が聞きたいです。YouTubeで動画「ドバイ経由ジンバブエ」を2014年10月に公開していますが、このラップ曲が僕は大好きです。90年代以降、J-POPでもラップを取り入れることは珍しくないですが、テクノポップの文脈を感じます。ジンバブエに行く前から、作ろうと思っていたの?
elephant

アフリカ像


ドバイ経由ジンバブエ ~zimbabwe via dubai~ (YouTube)

ぽらこ:
ありがとうございます。ぽらぽら。の雰囲気とジンバブエのイメージはあまりにかけ離れているので、初めはジンバブエをテーマに曲を作ろうなんて全く思ってもいなくて、まず生きて帰って来られるのか…と思っていたくらいです。だけど行ったらあまりに衝撃が多すぎて「これをみんなに伝えたい!」と思うと同時に「忘れっぽい自分の思い出記録としても残しておきたい!」と思ったんです! なので、この曲はぽらぽら。としての正式な楽曲というよりは趣味で作った感じです。ネタです(笑)。

ガイド:
ネタの割に、ジンバブエのことが勉強できる「教育的ラップ」ですよ。どうして、ラップにしたの?

ぽらこ:
ラップにしたのは、あまりに伝えたいコトが多すぎて、普通のメロモノにするには文字数が足りないと思ったのと、メロモノだとついついメロディーに耳がいってしまうので、内容が伝わりやすいラップにしました。音もiPadアプリのGadgetでかなりシンプルに作りました。本当はまだまだ色々あったんですけど、長くなりすぎるので内容は厳選しました。あと、お手伝いパンダのこぽ(こぽらこ)に歌わせたかったので、こぽが歌うならラップなんですよ。こぽ、音痴なんです(笑) 。

マシュマロがジンバブエに居たから

ガイド:
僕も、結構辺境に行くのが好きですが、さすがにジンバブエは行ったことはありません。どうして、ジンバブエに行くことになったのですか?

ぽらこ:
それはですね、ぽらぽら。の活動とは全く関係ないのですが、その時ちょうどぽら姉のマシュマロがお仕事の関係てジンバブエに住んでいたからです。

ガイド:

えっ、ちょっと待ってください! お姉さん、マシュマロなんですか!?

ぽらこ:
はい(笑)。小さいときほっぺがマシュマロみたいに真っ白でぷっくりしていたので、みんなからマシュマロちゃんって呼ばれていたらしくって。私よりも色白で本当に綺麗な肌をしていましたねぇ。

で、「夏に日本でいうGWのような連休がジンバブエにあって休みがとれるから、その期間観光するけど来る?」と誘われまして。最初は全く行く気がなかったんです。旅行は大好きだけど、秘境の地は私の範囲外というか、アフリカの中部・南部に行くことは一生ないだろうと思っていたんですね。遠いし、日本語の詳しいガイドブックもなくインフラもどうなっているのかよくわからない謎多き場所を一人で歩くのも怖かったし。

だけど、よくよく考えたら今後行く機会もないだろうし、話を聞くと思っていたよりも安全そうだったので、気が変わって行くことにしました。あと、直行便がないのでドバイ経由で行けると知り、ドバイにはずっと行ってみたいと思っていたので、ついでにドバイにも行けるなら楽しみ倍増!と思い、それも大きな決め手の1つでした(笑)。
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