四季をいつも感じて
ガイド:ツツジ、アジサイ、モミジ……。四季おりおりに楽しめる庭木が全部揃っていますね。これ、元々植わっていたものなんですか?平澤:そうなんです。ボウボウの草を取り除いてみたら、まるで宝の山のように姿を現して。コブシやビワ、ミカン、お茶の木まであるんですよ。
ガイド:じゃあ、自宅で茶摘みやミカン狩りができたりして……。
平澤:できますよー。それに、こんな緑の空間があると、近くにある大きな公園に住む小鳥や蝶が遊びにきてくれるんです。今もほら、そこにメジロが…。
ガイド:わぁ、ホントだ! こんなに近くで、初めて見ました。
平澤:ちょっと窓を開けて外に出るだけで、自然や季節を感じることができるのは、豊かなことだなぁと思います。
小さいけど豊かな空間・ベランダ
ガイド:平澤さんにとって、ベランダやお庭のある暮らしって?平澤:ベランダとか庭って、「内でもない、外でもない」不思議な空間。暮らしの中に取り込むことによって、家の中にこもりがちな生活を、もっと広がりのある、自由なものにできます。もっとみんな、ベランダを楽しめばいいのに。
ガイド:たいていの家にベランダはついているものですが、いざ注意してみると、ベランダを活用している人って、意外と少ないですよね。単なる物干し場でしかなかったり、ヘタすると、収集日までのゴミ置き場にされてたりします。
平澤:もったいないことです。特に、一人暮らしの若い女性だと、お部屋の面積もあまり広くないことが多いでしょう? たとえ小さいとしても、べランダの空間をそこに加えれば、もっと広々と暮らせると思います。
平澤さんのお友達にも、ベランダでウサギを飼ったり、パーティーやフリマまで開催したりと、さまざまな楽しみ方をしている人がたくさんいるそうです。ベランダって、意外といろんなことができる空間なんですね。