どこで着替える?空き部屋クローゼットのリフォーム
〈失敗ポイント1〉
クローゼットのリフォームではどこで着替えるかを考えることが大事。
そこで使っていない和室や空いた子ども部屋を、ウォークインクローゼットにリフォームすればスッキリ片付き、空き部屋も活用できて一石二鳥!なんですが、ここに失敗の落とし穴があります。
ポイントは、そこから出した服をどこで着替えるか?ということ。廊下やリビングに面したところにクローゼットを作ってしまうと、着替える場所まで衣類を持って歩いていって、気に入らなければまた戻ってと、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。そんな失敗事例が少なくありません。寝室にクローゼットを取り付ける間取りが多いのは、そこですぐに着替えるためなのです。
間取りが悪いと暮らしにくい、内部のリフォームの工夫で快適に
新築では使い勝手を考えてから間取りを組み立てますが、リフォームは既に部屋があって、そこから使い方を考えることが多いので、このような失敗が起きやすくなります。せっかく収納リフォームをしても、使い勝手が悪い間取りでは快適な暮らしはできません。空き部屋をウォークインクローゼットにする際のお勧めは、内部に着替えスペースを作ること。明るい照明と鏡を取り付けておくだけで、使いやすい便利なドレッシングルームになります。
洋服がカビだらけ!北側クローゼットのリフォーム
〈失敗ポイント2〉
クローゼットのリフォームをしたら、結露でカビだらけになった失敗も。
特に気を付けたいのが、北側の壁面へのクローゼットの取り付けです。北側に面した壁面にクローゼットを取り付けたら、ひどい結露に悩まされ、カビや虫の被害にあってしまったという失敗事例があります。
築年数が古い家は、断熱性能が低いため、特に北側面には結露が発生しやすく、そこにクローゼットを取り付ければ、風通しが悪くなることで更に結露がひどくなり、このようなことになってしまうのです。
どこの壁に取り付けるか?間取りをよく確認する
クローゼットを取り付けるリフォームをする際は、どこの壁に取り付けるか、間取りをよく確認しましょう。外壁に面した壁面に取り付ける場合は、壁の断熱性能を上げるリフォームを行うことで、衣類を結露から守ることができます。これは一戸建でもマンションでも共通です。子ども部屋に窓が無い!マンションリフォームでの間取り
〈失敗ポイント3〉
全く日が差さない真っ暗な子ども部屋はいい環境とは言えない。
しかしここにも落とし穴があります。それはリフォームによって窓が無い部屋ができてしまうことです。特にマンションでは、外壁に窓を増やせないので、部屋数を増やすと、窓がない間取りができやすくなります。
中には、全く日が差さない真っ暗な子ども部屋になってしまっているケースも。これでは子ども部屋として、とてもいい環境とは言えません。
室内窓と間取りの工夫で光と風を通す
窓は外壁に面しているものだけではありません。部屋と部屋の間の間仕切り壁に取り付ける「室内窓」を取り付けることで、窓の無い奥の部屋まで光と風を通すことができます。まずは間取りを確認、屋外からの光を取り入れやすいよう、室内窓の取り付け位置の工夫をしましょう。次のページも、こんな間取りは失敗のもと!憧れの対面キッチンで大失敗など、リフォームだからこそ注意しておきたいポイントをご紹介します。