実は貧困の国、日本

生活に苦しさを感じるシングルマザー。子供の教育と日々の生活。悩みはつきない

生活に苦しさを感じるシングルマザー。子供の教育と日々の生活。悩みはつきない

現在、経済規模を表すGDPが世界第3位に位置している日本。そう書くと、ずいぶんと裕福なイメージがわいてきますが、実は貧困層は確実に広がっています。

例としてここでは、等価可処分所得の中央値の半分の額である「貧困線」で見てみましょう。等価可処分所得というのは、世帯の可処分所得、つまり収入から税金や社会保険料などを引いた部分を世帯人数の平方根で割った額。その中央値の半分が、「貧困線」になります。2012年には122万円で、このラインに満たない世帯を示す「相対的貧困率」は16.1%でした(2014年発表・厚生労働省調べ)。

しかし、この中で、母子家庭や父子家庭に限ってみるとこの数字が54.6%に跳ね上がります。実はこの値は、世界で第1位なのです。つまり、今の日本において一人親家庭は、経済的に厳しい状況だと言えます。

母子家庭はかなり苦しい

実際、母子家庭や父子家庭では就労によって得られる収入は、子供がいるほかの家庭に比べるとかなり少なくなってしまいます。会社員として正規雇用であるならいいのですが、特に母子家庭の場合には、正社員として働けないこともあります。そうすると、派遣やパートなどになるので、やはり収入の面で不安が募るのは事実です。

本人に責任があるのか?

母子家庭が苦しいのは、「そもそも、子供がいるのに離婚をするのが悪い」という意見もあります。自分で離婚を選んだのだから、自分の責任でしょ?と思われてしまうのです。でもシングルマザーの7割は、DVによる離婚と言われています。夫の暴力に絶え続ける人生を選ぶのか、それとも子どもと一緒に夫から離れるのか。この2つの選択肢があったとき、あなたはどちらを選びますか?

この選択肢を考えたとき、「離婚するのが悪い」とは簡単に言えなくなると思います。自分だったらどうするかを周りが考えることは、シングルマザーが生きやすい社会をつくるために必要なことなのです。

暴力的な男性を受け付けないシングルマザー

先ほど書いたようにシングルマザーの7割はDVによる離婚です。そのため、しばらくは再婚を考えることができません。トラウマになってしまっているからです。

その壁をどうやって乗り越えるのかは、実はけっこう難しい問題です。男性のちょっとした仕草や言葉に敏感になってしまうのは仕方のないこと。なので、私は無理に再婚を考える必要はないと思うのです。周りの人は、再婚について色々言ってくるかもしれませんが、気持ちの整理ができて、自分で再婚をしようと思うまではシングルマザーでいるのもいいでしょう。無理に再婚をして、今度は子供を大切にできなくなったら大変です。自分と子供の両方を守る必要があるシングルマザーだからこそ、適切なタイミングでの再婚が大切なのです。

【関連記事】
シングルマザーの婚活は子供の年齢と性別がカギ
シングルマザーの婚活はお見合いが一番
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。