渋谷にエンタメも愉しめるダイニングカフェ『ヴァンダリズム』がオープン!
3月20日、渋谷・センター街にオープンしたダイニングカフェ『ヴァンダリズム』。その立地や24時間営業という形態もさることながら、今回注目したいのは同店が打ち出す「朝カル」というイベント。どうやら出社前のビジネスマンやOLさんをパワーチャージした状態で会社に送り出そう!というコンセプトの試みらしいのですが、その内容や如何に?……という事で、オープンしたてのお店に伺って来ました!
客席からステージ方向を
これまでも舞台で行われるパフォーマンスを観ながら食事をしたりお酒を飲んだり、というお店は都内にいくつかありましたが、渋谷でこのタイプのダイニングがオープンするのはかなり珍しいという印象。
”渋谷”という街に拘った理由
どうして”渋谷”なのか、そしてここでどんなイベントが行われるのか、『ヴァンダリズム』代表の宇賀那健一さんにお話を伺っていきましょう。
――なぜ渋谷という街にこういうお店を作ろうと思われたのでしょうか?宇賀那
僕自身、元々役者や映画監督をしていたという事もあって、渋谷の劇場や映画館に対する思いが特に強いんですね、大学も渋谷でしたし。副都心線の開通後、これまで渋谷でカルチャーに触れていた人たちがどんどん新宿に流れてしまったような気がして、何かこの街で文化の発信者として出来る事はないかと思い『ヴァンダリズム』を開店しました。
VANDALISM代表の宇賀那健一氏(撮影:演劇ガイド・上村由紀子)
――プレイヤーや映画監督という立場から、飲食のお店を立ち上げようと思われたきっかけを教えて下さい。
宇賀那
役者や映画の世界で作り手や出演者としてやって行こうとすると、仕事が選べなくなったりもしますし、舞台の場合はチケットノルマに縛られたりもしますよね。そういう業界の慣習みたいなものに違和感もあり、微力かもしれませんがまずは流れを自分の力で変えてみたいと思いました。そんな思いもあって『ヴァンダリズム』に関しては飲食店の経営というよりも、若いアーティストやプレイヤーの為の場所作りやスペース提供という意味合いの方が強いですね。
ダイニングやカフェとして多くのお客さんに楽しんで貰う事で利益が出たら、それをアートやカルチャーの活動に充てていきたいですし、それが成立したら1つの健全なモデルが出来るのではないかな、と。僕は飲食業に関してはほぼ素人なので、逆に色々なことに捉われず、面白い企画が出来るのではないかと思っているんですよ。
30代の前半でダイニングをオープンし、20代の時に監督した映画『発狂』では国際的な賞も受賞しているという事で、どんなキレッキレの方なのだろうと心臓バクバクのガイドでしたが、実際に現れた宇賀那さんはとても穏やかでソフトなイメージのイケメン&映画や演劇への愛に溢れる素敵男子でした。
さて、こちらのお店で行われるという「朝カル」とは一体どんなイベントなのでしょう?
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