3. 結果や評価ではなく努力を褒める
褒めることで子供は伸びていきます。それでも褒め方には少し気をつけ、「努力」を褒めるよう心がけます。例えば、「テスト満点だった!」には、「うわあ、賢いわね!」より、「一生懸命勉強して偉かったね!」と褒める。「ピアノコンテスト入賞した!」には、「すごい!あなた音楽の才能あるわ」より、「毎日練習続けたの本当にすごいと思う!」と褒めてみます。

「努力」より「賢さ」や「才能」を褒められることで、評価を損なうことを恐れ、うまくいかなくなると途中でやめてしまったり、難しいことに挑戦するのを避けるようになってしまうこともあります。「努力」という「頑張っている状態」を褒めることで、その子はより難しい課題にも生き生きとチャレンジし、粘り強く最後までやり通すようになります。

4. 能力とは筋力のようなものだと教える
賢さや何かができるといった能力は、少しずつ重いダンベルを持つ内に鍛えられる「筋力」のようなものだと教えます。難しい課題にウンウンと唸りながら取り組むほど、脳が鍛えられ、より難しい問題を解くことができるようになるのよと話してみてください。脳のこうした機能を科学的に説明することで、子供達のやる気がより高まり、粘り強く課題に向き合うようになったと示すスタンフォード大学教授キャロル・ドウェック博士の研究もあります。難しいと感じる時期こそ、力をつけるためのチャンス、そう励ましていきましょう。

5. 失敗から立ち上がる経験をさせる
失敗させないように先回りするよりも、失敗から立ち上がるためのサポートをしてやりましょう。失敗しても立ち上がり再び歩き始める時ほど、子供が「やりぬく力」を培う機会はありません。失敗に心が折れそうになっている時は、それまで失敗を繰り返した末、今はできるようになったたくさんのことを思い出させてみるのもいいです。自転車だって、スケートだって、あんなに転んでいたのに、今ではこんなに上手にできるわよねと話してみてください。

6. 伝記や親自身の体験談などを通し、「やりぬく力」を示す
子供は大人の真似をして成長します。1,000回近くも実験に失敗したエジソン、10回近くも選挙に落選したリンカーン、歴史に名を残した人々の伝記を読むことで、大成功を収めたとされる人々が、どれほどの失敗を繰り返したか、それでも立ち上がり「やりぬいた」かを知ることができます。

また身近に暮らす大好きなお父さんお母さんがどう失敗から立ち上り進み続けたかを知るほど、子供達にとってパワフルな学びはありません。こんな大失敗したことがあるけれど、それでも立ち上がり今こうして頑張ってるのよと、親自身の「やりぬく力」を示してやりましょう。


新しいスタートの春。親子で「やりぬく力」を磨くことを、新しい目標にしてみませんか!

(*)出典:「Grit: Perseverance and passion for long-term goals」by Duckworth, Angela L.; Peterson, Christopher; Matthews, Michael D.; Kelly, Dennis R. Journal of Personality and Social Psychologyより



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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。