意外とないPerfumeフォロワー

先生:
長くやっている割に、Perfume的なアプローチは、K-POPからは見えてきません。Orange Caramelとは、3人のアイドルということで、Perfumeに例える意見もありますが、世界観はかなり違います。

博士:
ももクロと酷似を指摘されているCRAYON POPそうなのですが、外見は結構似てはいるものの、パフォーマンスにおいては従来のアイドルソング的。これはK-POPが劣っているのではなく、「価値観」の相違だと言えるでしょう。画一化した美人でスタイルが良くてダンスも上手いという、アイドルの理想が忠実に守られています。Perfumeの場合、割と普通に見える女の子達が、意外性を持って、圧倒的なサウンドやパフォーマンスを披露する。これは、ちょっとフォローしにくいんじゃないかと思います。

先生:
K-POPには80年代のテクノポップ~ニューウェイヴの文脈があまりなく、ヒップホップ以降のシーンの流れを感じます。
昨年のT-araの『And & End』は、Justiceの『†』のオマージュでした。これはどうでしょう?

And & End (iTunes)
andandend

And & End


Sugar Free (YouTube)

博士:
これも表面的にはエレクトロなのですが、肝心のパフォーマンスが基本的に通常のアイドルソングの域です。ブニブニしたベースサウンドはちょっとヤスタカですけどね。

先生:
どこの国においても、ひとつのものが流行るとそれに追従する動きとなるのは、自然な流れだと思います。それを肯定・否定するかは別にして、ほぼすべてのものにはなんらかの発想の元はありますからね。博士も指摘した通り、源流を理解した上で、新しいストーリーを作っていけば、模倣を超えることができるのではないかと…そんな感じで今日は締めくくっておきましょう。PRITZが所属するPANDAGRAMの方がこの対談を見られたら、ぜひお力になりたいとメッセージを残しておきます。


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