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ジュニアクライミング「ナムチェカップ」茨城で開催

スピードクライミングを経験できる国内唯一のジュニア大会として、茨城県大子町で小学生から参加できるクライミング大会が誕生、第一回大会が開催されました。

渡部 郁子

執筆者:渡部 郁子

アウトドアガイド

ナムチェカップの様子

ナムチェカップ第一回の様子

国内唯一のジュニアクライミング大会

長谷川美鈴さん

大会実行委員長の長谷川美鈴さん

クライミングは、年代や体格を問わず、誰でも楽しめるスポーツです。日本各地にクライミングジムが普及して、ボルダリングという言葉も一般的になってきました。スポーツクライミングを楽しむ人が増えている中、ジュニア世代の大会はまだまだ数が少ないようです。

ジュニアクライミング大会「ナムチェカップ2015」は、ジュニアクライマーたちの交流の場として企画され、茨城県大子町にある「クライミングウォールやみぞ」で開催されました。この大会の実行委員長は、大子町の地域おこし協力隊の長谷川美鈴さん。ボルダリング種目だけでなく、日本ではまだ普及の進んでいないスピード種目もあわせた2種目を行うことで、ワールドカップや世界選手権などを目指す選手の発掘、育成に向けて取り組んでいます。

全国から集まった81名の参加者が、ボルダリング競技とスピード競技でそれぞれ技を競いました。ボルダリング競技は、決められたコースを制限時間内でいくつ登れたか、スピード競技は、トップロープで安全を確保しながら、決められたコースを登りきったタイムで順位が決まります。
スピードクライミング

スピードクライミングの様子


大会名の由来は、茨城県内のアウトドアショップ「ナムチェバザール」からつけられたもの。実行委員長の長谷川さんの思いに賛同し、「ナムチェバザール」代表の和田幾久郎さんの全面的な協力を得ての開催となりました。

和田さん

ナムチェバザール代表、和田幾久郎さん

「高さ10メートルのロープクライミングウォールは、国内にそれほど多くありません。この壁を活用して、次世代の子どもたちのために何かできないかと考えました。この大会を開催することで全国からジュニアクライマーが集まり、レベルの高い選手たちと交流する機会が生まれ、競技に取り組む目標を見つけるきっかけになればうれしいです。」


「ナムチェカップ2015」開催報告
【日時】  2015年2月15日(日)開催
【場所】  クライミングウォールやみぞ(茨城県久慈郡大子町矢田524-2)
大子温泉やみぞ体育館内
【競技方法】
ボルダリング 40課題セッション方式30分×3ラウンド(予選決勝)
スピードクライミング トーナメント方式(受付時に組み合わせくじ引き)
【参加費】 3000円(保険料含む)
【クラス】 小学生(低学年・中学年・高学年)の部、中学生の部、高校生の部
【定員】  各40名
【問合せ】 ナムチェバザール http://www.namchebazar.co.jp/


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