■ 吉野屋 (新栄)
冷やしころカレーうどんで不思議食体験
並でも2人前以上のボリュームにもびっくり!
新栄交差点の角から斜めに通る小路沿いにある |
これだけポピュラーでありながら、冷たいカレーうどんにはまずお目にかかれません。大体どこの専門店にもころカレーうどんというメニューがあるのですが、これはうどんを冷水でしめてあるもので、カレーはあくまでもアツアツです。
そんな専門店にもない冷やしころカレーうどんを出しているのがここ吉野屋。2004年頃に、夏限定メニューとして考案したそうです。
冷やしころカレーうどん650円。そば、きしめんも選べる |
いつも笑顔のご主人・畔柳謙一郎さん。1991年、22歳の時にこの店を創業した |
さて、味わい以上に不思議なのが“カレーを冷やしてなぜ固まらないのか?” この疑問を投げかけると「よくぞ聞いてくれました!」とご主人。「温かいカレーうどんのカレーだしは、片栗粉でとろみをつけるんですが、これをそのまま冷やすと固まってしまう。そこで、野菜のでんぷんを代わりに使うんです」。そしてもうひとつ、意外な隠し味も。筆者は種明かししてもらうまでまったく分かりませんでした。ヒントはコクとまろやかさをアップさせるもの。舌に自信のある人は、よ~く味わって当ててみてください。
貼り紙がいっぱい。季節限定メニューも大きく貼り出されるのでチェックを |
「僕がたくさん食べるもんでねぇ。ヨソで食べると一人前じゃ全然足らんもんで、せめて自分の店ではお客さんにちゃんとおなか一杯になってもらいたいんですよ」とご主人。メガ盛りのお店に聞くと、大体こういう理由ですね(笑)。
あまりに量が多いので、筆者のような食べるスピードが遅い人間は、途中で変化がほしくなってきます。そういう場合は、なす天50円、玉ねぎ天60円などをトッピングするとよいかもしれません。また、注文の際に「麺、少なめで」と言えば量を調整してくれるので、食の細い人はあらかじめ控えめにしてもらった方がいいでしょう。
いろんなサプライズが楽しめるこの一軒。しっかりおなかを空かせて足を運んでください。
■ 吉野屋
店内は飾らない大衆食堂風 |
TEL:052-241-0358
営業時間:11:00~15:00、18:00~20:00(土曜は昼のみ)
定休日:日曜・祝日
アクセス:地下鉄新栄駅から徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報
□ 1ページ‥‥海老おろし 「川井屋本店」
□ 2ページ‥‥香露うどん 「弘庵」