結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

データから考える 列席者にがっかりされない結婚式(2ページ目)

結婚式にわざわざ出席してくれるゲストの皆さんに、がっかりされたくないというのは誰でも思うこと。では、どんなおもてなしをすれば喜んでもらえるのか、データを基に考えてみましょう。ゲストの期待を知って来てよかった!と思ってもらえる結婚式に。

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

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「普通の場面」の対応が満足度を左右する

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挙式・披露宴以外の場面でどんなサービスがなされているのか、そういうところがゲストの印象に強く残っている。

式場のスタッフに、料理やドリンクのサービスはもちろん、ゲストにこまやかな配慮がなされればぐっと満足度が上がる、と前述の調査では結論づけられています。でも、そもそも「こまやかな配慮」とは?

披露宴の料理のクオリティについては、式場によって差がなくなってきており、価格が安い場合でもある一定の味は出せるようになっています。サービスも同様で、価格帯が安いからサービスがイマイチ、ということはかなり少なくなりました。

また、それ以外の項目はほとんどが「特別な場面」。どの式場もきちんとやろうと気を配っている場面のことを指しています。そもそもそういった特別な場面のサービスがダメな式場は、そもそも新郎新婦に選ばれませんね。

「こまやかな配慮」という項目は、かなりざっくりしているようですが、特別でない普通の時間、「ふとした瞬間のサービス」だと言ってもいいでしょう。そして、そういったふとした瞬間のサービスの良し悪しは、ゲストの満足度を大きく左右するにも関わらず、式場見学でもウェディング当日でも、新郎新婦に最も見えにくいものなのです。

式場見学では料理や演出、装飾などわかりやすいところに目が行きがちです。また、式場側も気合を入れて対応し、特別な場面だけを続けて見せるような順番で案内しています。だから、新郎新婦はどんな場面でもよいサービスをしてくれる!と思い込んでしまいがち。だから、「普通の場面」にどんな対応をしているのか、意識して見るようにする必要があります。

直接対応しているプランナー以外のスタッフを見てみてください。できれば見学の流れの中ではなく、別の流れで。レストランに食事に行ってみる、宿泊してみるというのもいいですね。クロークに物を預けてみる、化粧室の場所を聞いてみるなど、小さなスタッフのサービスを受けてみるのもおすすめですよ。

ゲストからも新郎新婦に気配りをするのが日本のマナー。そこが落とし穴になっていること、知っていますか?

>>次ページに続きます。

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