視覚効果が売りのPerfume
しばらく書いていなかったので、今回の話題はPerfumeで切り出します。『Perfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」』は、オリコンの週間DVD、Blu-rayの両方のランキングで1位となりました。もちろん、彼女たちが見たいという純粋なアイドル的な部分が購入動機になった人もいるでしょうが、視覚的効果に富んだライヴ画像は欧米の大物たちと比べても引けを取らない、いや先鋭的と言えるでしょう。余談ですが、映像ソフト市場では、Blu-rayは現在4割ちょっとという状態で、間も無くDVDを抜きそうです。しかし、最終的には、形としてのソフトは徐々に減少し、TVの進化に伴い、配信という形になると個人的には思います。
Perfume 5th Tour 2014 「ぐるんぐるん」 [Blu-Ray] (初回限定盤) (amazon.co.jp)
Perfume 5th Tour 2014 「ぐるんぐるん」 [DVD] (初回限定盤) (amazon.co.jp)
会場で実際に体験したい!
そんなPerfumeが、またやってくれました! 3月17日にSXSW(South by Southwest)というフェスに出演。1ヶ月限定ですが、「STORY(SXSW-MIX)」の公演の様子がYouTubeで公開されています。あくまでも動画からの感想ですが、期待を超える出来。最近のライヴでは、映像的に凝ったものも珍しくなくなってきましたが、三次元的な空間表現がされており、「会場で実際に体験したい!」と思わせます。
Perfume Live 「STORY(SXSW-MIX)」 from "SXSW 2015” (YouTube)
日本のフェスも考えてみては?
SXSWが行われたのは、アメリカのテキサス州オースティン。テキサス州というと、ダラスやヒューストンの方が都市として大きく、知名度がありますが、オースティンはテキサス州の州都です。最近、ITを基軸に先端技術開発に力を入れて発展しており、シリコンヒルズと名乗っています。SXSWは1987年に音楽フェスとして始まりましたが、その後、1994年に映画、1998年にはインターアクティヴが加わったマルチなイベントとなりました。プログラムを見ると、かなり面白そうです。
音楽フェスのパートは、ライヴだけでなく、スピーカーを招いた講演や音楽映画もあります。例えば、「ベートベンからビヨンセまで:ホットビートに隠れた科学 (Beethoven to Beyonce: The Science Behind a Hot Beat)」と題された講演やThe Residentsの映画『Theory of Obscurity: a film about The Residents』などがあります。ライヴはジャンルが広く知らないアーティストも多いですが、個人的に好きなAlex Winstonがいました。
Velvet Elvis (YouTube)
インターアクティヴもテクノロジーやデジタル好きには、楽しそうです。IT系やイノベーションに関わっている人なら、出張として行けそうです。
SXSW (アメリカの公式ページ)
SXSW NOW (日本の公式ページ:2015年をカヴァーしていないのが残念)
もともと、展示会系が好きというのもありますが、これは行ってみたくなりました。同時に、日本のフェスも単なる音楽ライヴだけでなく、いろんな楽しみ方やビジネスにもつながる方向性を考えてみてはどうでしょうか?