保育園・保育所/保育園入園相談

0歳児を保育園に預ける家族を支える3つの土台(3ページ目)

0歳からお子さんを預けてママが復職する場合、お子さんの体調面、親子のコミュニケーションなど、色々な不安がつきもの。赤ちゃんを預けて働く際の土台を、「0歳から預けることへの考え方」「家族の健康」「家族、地域のコミュニケーション」の3つの視点から考えてみました

執筆者:千葉 美奈子

3つ目の土台は、家族、地域とのコミュニケーションです。限られた時間の中での家族のコミュニケーションにも、色々な工夫の仕方があります。また、すべてを家族だけで抱え込まないために、地域の顔見知りも増えていくと心強いですね。


濃く楽しむ親子のふれ合い

赤ちゃんと母親

たっぷりのスキンシップで親もエネルギー補充

預け始めは大泣きだった小さな子も、1ヵ月もするとだいぶ新生活に慣れてきます。別れ際に泣かなくなる子もいれば、まだまだ泣いてしまう子もいますが、別れ際に泣いていても日中は親の想像以上に楽しく過ごせているもの。連絡帳や保育中の写真などを通して、園で楽しく過ごしている様子を知るとホッとすると同時に、自分の存在が薄いのではないか、自分はしっかり子どもとコミュニケーションを取れているのかと、またまた気にしてしまうこともあるかもしれません。子育ては常に葛藤続きでね。

赤ちゃんとの信頼関係構築の基本は、スキンシップと声がけ。保育園の送りで離れる時、お迎えで再会した時、夜の寝かしつけの時など、子どもが不安を感じる時、緊張が緩む時には特に、たくさん声をかけてふれあって、我が子のにおいに自分もたくさん癒されましょう。

1日10分でも夫婦で顔を合わせて話す

子ども中心の生活になりがち、仕事の状況によって夫婦がすれ違いがちになることもありますが、「1日10分でも顔を見て会話する」といった一見たわいないことを意識することが、とても重要です。一緒に食事ができる翌日が休みの日などは、子どもが眠りについてからおうち居酒屋を楽しむのもおすすめ。たまには、パパにも料理を可能な範囲で担当してもらうと特製メニューが増えていくかも。

一緒に過ごす時間のほか、それぞれがリフレッシュできる時間も生み出したいもの。連休で休みを家族全員で過ごせる機会には、時には「今日はママの日」「明日はパパの日」として、それぞれがまとまったリフレッシュの時間を作ってみましょう。数ヵ月に1度でもそういう機会があると、英気を養えます。ママに比べたらどうしても子どもと接する時間が短くなりがちなパパにとっても、育児や家のことに向き合う時間になります。

貴重な仕事が休みの日は、家族で色々な所に出かけたくなることもありますが、小さな子は特に、1週間の保育園生活の疲れがたまっています。子どもにとっても休日ということを考え、人込みを避けて楽しめる方法を見つけられるといいですね

赤ちゃんを通してコミュニティを広げよう

赤ちゃんを連れていると、今までの自分が1人で行動している時には会話もしないような様々な人たちに話しかけられることもあります。以前にはあまり関心がなかった地域コミュニティにも目が向くようになるものです。地域で暮らしていく上で、お互い知っている関係がたくさんあると心強いでしょう。

ママ友を無理に作ることはありませんが、赤ちゃんと参加した場で気の合う仲間が見つかれば嬉しいですね。普段はなかなか顔を合わせられない保育園の他の保護者たちとも、保護者会や園行事などで交流したいですね。

また、子育てを共通項にした仲間だけでなく、ファミリーサポートセンター、シルバー人材センターなど、有償で子育てや家事を手伝ってくれる存在も確保しましょう。登録作業を済ませたり、実際に利用して慣れておくことができると安心です。色々な形で頼れる存在を増やし、地域での子育てを楽しんでいきましょう。
 
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