約50%が母乳育児継続!復職後のおっぱい事情

4月から職場復帰されるママの中には、母乳育児を続けるかどうかについて迷われている方も多いでしょう。保育所で卒乳するよう指示をされるとも聞くし、母乳は続けた方がラクという話も読んだことがあるし、実のところ皆どうしているの?と気になる人もいらっしゃるでしょう。

搾乳機で知られるメデラ社が2014年12月に515名を対象に実施した「出産後の仕事復帰と母乳育児に関する調査」の結果によると、出産後1年6ヵ月未満で仕事復帰した女性のうち、約半数である50%が復帰後も母乳育児を継続していたというデータが発表されました。なんと50%! 思った以上に大きい数字ではないでしょうか。

私がこんなに驚く理由は、私やモーハウス青山ショップなどに寄せられる悩みの多くは、今でも「仕事に復帰するから、卒乳しなくては」というものだから。でも、予想以上に、世のお母さんたちは情報を上手につかんで母乳育児を継続されているんですね。

約5割が復職後も母乳育児を継続。復職後の搾乳場所確保には?

約5割が復職後も母乳育児を継続。復職後の搾乳場所確保には?

一方でこの調査では、 復帰後に職場でさく乳を経験した女性の約6割がトイレでさく乳しており、 職場環境の整備が不十分であることもわかったそうです。トイレで搾乳なんて哀しくなるようなシチュエーションですよね。「育児時間」についての労働基準法64条があるのにも関わらず、サポートするような環境が整っていないのは残念です。

あきらめないで!
搾乳のスペース確保のコツ

とはいえ、会社に搾乳室がないのには、仕方のない一面も。まず、これまで育児休暇を終えて復帰する人、また母乳育児を継続する人が少なかったこと。また仕事場での前例がなく、職場復帰するママにどんなサポートをすれば良いのか気がつかない、ということも多いもの。

まずは上司、総務セクションなどに、相談してみると良いでしょう。とはいえ、ただの「要望」ではなく、お互いクリエイティブにアイディアの出し合いをしていただきたいと思います。

たとえば、専用の部屋を設ける余裕がない、という職場は多いでしょう。でも専用の部屋にこだわらず、柔軟にアイディア出してみてはどうでしょう。普段あまり使わない部屋を搾乳のために使わせてもらうなど、話し合ってみると方法は見付けられるはず。カギを掛けられない部屋であれば、パーテーションを持ち込んでみる、ファブリックをのれん代わりに吊るすなど、あまりお金をかけないで見えない工夫をすることは可能です。ドアが空いてもワンクッションあれば、声をかけるなどの対応もできますよね。また授乳服で搾乳すれば、他人が急に入って来ても胸は見えません。

また、搾乳した母乳を保存するために冷凍庫を借りる許可もいただくといいですね。

大切なのは、仕事場を敵と捉えるのでなく、お互い歩み寄って解決策を探すこと。また会社にお願いしなくてはならないのは、建築空間だけでなく、自分で解決できる衣服空間、というように両面から考えることが重要です。

搾乳をスムースにするには

搾乳をスムーズにするには、いくつかコツがあります。赤ちゃんの顔を見るだけで、母乳が湧いてくるのを感じたことはありませんか? そこで赤ちゃんの写真や、おもちゃなど赤ちゃんを思い出すものを用意するのも良い方法です。また、胸を温めるのも一案です。母乳は血液ですから、温めて血行を良くすることは効果があるのです。そしていちばん大切なのは、まずリラックス。母乳はホルモンの働きですから、気持ちが大切。安心して搾乳できる環境、リラックスして座ることなど、できるだけ気持ちが落ち着く状況を作ること。

スムーズに搾乳できるよう、搾乳機を使うのも良いでしょう。その際、胸を痛めず、体の負担が減るよう、質が良いものを選ぶのが大切です。

また、搾乳しやすい体制を取っておくことも大切。授乳をするときと同様、胸を出しやすい工夫や服装を考えて、体に負担がかからないようにしましょう。私たちモーハウスで作っている授乳服も、仕事に着ていき搾乳の時に使うという方も多いです。

搾乳以外にどんな方法があるでしょうか?

ひとつには、搾乳をしないというチョイス。お母さんと離れているときは、人工乳でもいい、と割り切ってしまえばすべての母乳を絞っておく必要はありません。

ただ、お母さんの胸が張ってつらいことがあるので、そんな時は、「圧抜き」という方法を取ることがあります。授乳間隔をふだんより開けると、母乳で胸が張ってしまうことがあるため、少しだけしぼることで張りを取る方法です。

また、昼間は授乳せず、朝晩だけ授乳するという変則授乳と呼ばれる方法なら、昼間の搾乳も要らないのでラクですね。こんな形でもちゃんと母乳が出るように、女性の体はうまくできているんですね。


復職後は母乳は続けられない、と思っている方もまだまだ多いのでしょうが、おっぱいと仕事の両立はできる、という選択肢が当たり前になるといいですね。


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