保育園は0歳児から入園可能、幼稚園は3歳を向かえた春から入園

保育園のスケジュール…0歳児・1歳児・2歳児クラスの1日の流れ・タイムスケジュール

0歳児赤ちゃん、保育園では一日の生活をどのように過ごしている?

共働き家庭には強い味方の保育園、女性の社会進出が普通になってきている昨今、保育園を選択されるご家庭が増えています。保育園が、同じ様に小学校就学までに通う幼稚園と先ず大きく違うのは、管轄が幼稚園は「文部科学省」、保育園は「厚生労働省」ということ。また保育時間は「幼稚園は9時から14時まで」「保育園は7時半から18時まで」を基本とします。早朝・延長保育は各園によってさまざまに行われています。

そしてもう1つ大きな違いは、対象年齢です。幼稚園は「3歳を向かえた春から」小学校入学前であるのに対し、保育園は「0歳からから」入園できます。では0歳児・1歳児・2歳児はどのようなスケジュールで1日を過ごしているのでしょう。
   

保育園は0歳・1歳・2歳の乳児クラスと、3歳~5歳の幼児クラス

乳児とは、本来は満1歳未満を指して言いますが、保育園では、0歳から2歳までを乳児クラス、3歳から5歳までを幼児クラスとし、分けている所があります。3歳を向かえた春から、幼稚園入園の対象年齢になりますので、そのことも2歳と3歳を区切りにされる理由のひとつでしょう。では2歳までの乳児クラスでは、どのような流れで一日をすごしているのでしょうか。一例をご紹介していきます。
 

0歳児クラスのタイムスケジュール・1日の流れ

7:30~9:30(登園)
早朝保育をしている所など各園によって登園時間は異なります。おおよその目安としてください。登園後、保育士による検温や目で見る健康観察などが行われます。
 
9:30~16:00(個々のペースでの排泄・食事・お昼寝・遊び)
0歳児クラスは個々の発育のペースにあわせ、授乳やオムツ交換がおこなわれます。
お昼寝もそれぞれのぺースに合せています。また保育士による語りかけや、バギー等で外気浴に出ることもあります。
 
16:00~(降園)
保護者の迎えで順次帰宅。延長保育をしている所もあり、最終時刻は各園によって違います。
 

完全母乳で育てた赤ちゃんは入園前に哺乳瓶、ミルクに慣らしておく

完全母乳で育った赤ちゃんは、保育園入園の前に哺乳瓶でミルクを飲む練習をしておくことがおススメです

保育園に入る前、完全母乳の赤ちゃんは、哺乳瓶でミルクを飲む練習をしておきましょう

保育園では哺乳瓶で授乳します。ミルクは保育園で何種類か用意してある所もあれば、持ち込みの所もあります。保育園と自宅で違う種類のミルクを飲ませていると、どちらかを嫌がることが多いので、ミルクの種類は揃えた方が良いでしょう。

また母乳のみで育てた赤ちゃんは、ミルクや哺乳瓶の飲み口を嫌がる場合が多いです。月齢によっては、マグカップを使ったり、離乳食に移行したりもできますが、月齢の低い赤ちゃんは、入園する前に、ミルクや哺乳瓶での授乳に少しずつ慣らしておくことをおススメします。
 

0歳児は個々のペースが基本

0歳児は、発育発達によって、食事の時間や内容が異なってきますので、子ども3人に対し、保育士1人という配置で、基本は個々のペースに合せて行われます。遊びタイムでは、話しかけたり、手遊びをしてくれます。またバギーなどで外気浴に連れて行くこともあります。1歳児クラスになると標準的な流れに沿っていきますので、徐々に園の生活リズムに慣れていくようにします。
 

0歳児クラスは運営していない所もあるので注意

生後3ヵ月になると、入園可能な保育園も有りますが、0歳児クラスは運営せず、1歳児から入園という所もあります。事前に調べておきましょう。
 

1歳児クラスのタイムスケジュール・1日の流れ

7:30~9:30(登園)
早朝保育をしている所など各園によって異なります。登園後、保育士による検温や目で見る健康観察などが行われます。

9:30~9:45(排泄・自由遊び)
オムツ交換や室内で自由遊びをします。

9:45~10:00(午前のおやつ)
1歳児は一度に摂取できる食事の量もまだ少なく、昼食までに、一度おやつを食べます。

10:00~11:00(遊び
園庭遊びやお散歩などの屋外遊び、また保育士による設定された遊びをします。個々のぺースにあわせオムツ交換が行われます。

11:00~12:00(食事)
保育園で決められた標準的な1歳児の昼食を食べます。保育士の介助のものと、徐々に一人で食べることができるように促します。

12:00~12:30(排泄・お昼寝準備)
オムツ交換や着替えをし、午睡の準備をします。

12:30~14:30(午睡)
一人で眠る子もあれば、保育士がお布団の近くに寄り添い、背中を軽くたたいたりし、寝かせる子もいます。どうしても眠らない場合は、他の子どもの迷惑にならないように、保育士が遊ばせたりします。

14:30~15:00(午睡片付け・排泄)
着替えやオムツ交換をします。

15:00~15:30(おやつ)
午後のおやつを食べます。

15:30~16:00(帰宅準備)
帰宅の持ち物を準備します。

16:00~(降園)
親の迎えで順次帰宅。延長保育をしている所は、室内の自由遊びで待ちます。
 

1歳児クラスからオムツ外しを積極的に取り組む園、個々のペースに合わせゆっくりの園

1歳後半になると、外出前はもちろん、遊びの途中でもトイレへ行くことを促したり、トイレへ行った排泄の後は、「スッキリしたね」など声掛けをし、積極的にオムツ外しに取り組んでいる園も有ります。またゆっくりと、その子のペースに合わせている所もあります。1歳児ですので、焦ることはありませんが、園と並行して家庭でも心がけると、オムツ外しが、よりスムーズにいくでしょう。
 

ノリやハサミの道具を使う

1歳後半になると、ノリやハサミやクレヨンなどを使った製作にも保育士の個々の対応のもと取り組みます

保育園1歳児後半クラスは、ノリやハサミを使った製作にも取り組む。但し保育士の個々の対応有り

1歳を過ぎると、ノリ、ハサミを制作などの設定保育で、使うようになります。ですがまだ、一斉に行うことは難しく、保育士が個別に対応します。
 

外遊びで自然に触れる

歩き始めるこの頃、園庭を歩いたり、園庭が無い場合は、近所の公園へ行ったり、安全な道を散歩します。この時期の子どもにとって、散歩は運動能力を高める効果があり、また屋外の花や草木、空、建物、乗り物、人など全てが五感の刺激となり、興味関心を高める機会になります。
 

1歳児クラスは生活のリズムが徐々に決まってくる

1歳から2歳は、赤ちゃんから幼児になる時期で、心や身体の成長が著しい時期です。生活習慣が確立しつつ、言葉によるコミュニケーションも可能になってきます。

ですので食事や睡眠の時間帯をはじめ生活リズムが決まりはじめ、保育園では集団での保育に徐々に移行していきます。

個々の生活リズムを大切にしながら、子どもに無理のないよう、園での生活リズムに慣れていくように、食事やお昼寝の準備、トイレトレーニング、片付けの促しなどの声掛けをおこなっていきます。
 

2歳児クラスのタイムスケジュール・1日の流れ

7:30~9:30(登園)
早朝保育をしている所など各園によって異なります。登園後、保育士による検温や目で見る健康観察などが行われます。

9:30~9:45(排泄・朝の準備・自由遊び)
オムツ交換や保育士の促しでトイレへいきます。また自分で連絡ノートを保育士んさんに渡したり、タオルを出したり自分でできることは、一人でするようにしていきます。その後、室内で自由遊びをします。

9:45~10:00(午前のおやつ・遊び)
2歳児前半クラスは、おやつを出すこともありますが、後半になってくると、1回に摂取できる食事量も増え、おやつがなくなり、自由遊びや設定保育が行われます。

10:00~11:00(遊び)
園庭遊びやお散歩や近所の公園に行く屋外遊び、また室内で、保育士による設定された遊びをします。個々に排泄、オムツ交換が行われます。

11:00~11:15(食事の準備)
個々のペースで排泄、また昼食の簡単な準備を手伝ったりします。

11:15~12:00(昼食)
保育士の見守りの中、スプーンを使い、一人で食べる様になります。2歳前半は、個別もしくはテーブルごとに昼食を終了していきます。2歳後半になると、お友達が食べ終わるのを待つことも覚えてくるため、全員で「ごちそうさま」をすることも増えてきます。

12:00~12:30(食事の片付け・排泄・午睡準備)
簡単な後片付けを手伝います。歯磨きや排泄を済ませ、着替えなどお昼寝の準備をします。

12:30~14:30(午睡)
子どもの様子を見ながら、寝付けない子、目が覚めてしまった子は、静かに遊ぶ、またはお布団の中で、待っているようにします。

14:30~15:00(午睡片付け・排泄・おやつ準備)
着替えをしたり、個々に排泄。おやつの簡単な準備を手伝います。

15:00~15:30(おやつ)
午後のおやつを食べます。

15:30~16:00(帰宅準備)
個々に排泄、帰宅の持ち物を準備します。

16:00~(降園)
親の迎えで順次帰宅。延長保育をしている所は、室内の自由遊び等で待ちます。
 

2歳児クラスは基本的生活習慣の自立を目指す

言葉の理解も進み、連絡帳を保育士に渡す、靴を脱いだら決められた場所に置くなど、少しずつ集団生活ができるようになってきます。また食事の前後の簡単なお手伝いや、入室前のうがい手洗い、食後の歯磨き、着替えなど、基本的な生活習慣を自分でできるように促しをします。
 

保育士による設定遊び

2歳後半になると、心身共に成長し、保育園でも体を動かす事が増え、運動能力も高まってきます

2歳児後半は、心身共に成長。体を動かすことも増え、運動機能も高まってきます

クレヨン、ノリ、ハサミなどを使う設定遊びも、2歳後半を過ぎた頃から、一斉に保育士の話を聞きながら、制作活動が行えるようになってきます。季節に関連した制作をはじめ、手遊びや紙芝居、ごっこ遊びを楽しんだり、体を動かすことも増え、跳ぶ、走る、投げる、蹴るなどの運動機能も高まり、遊び時間の活動の幅が広がってきます。
 

保育園は「生活の場」基本的生活習慣を身に付けていく

保育園は、目的からも「生活の場」という側面が強く、「食事」「排泄」「衣服の着脱」などの基本的生活習慣を身に付けることや、集団生活に慣れることなどを主としています。

それに向けて、登園や降園時には、あいさつやお帰りのうた、お昼寝前に絵本の読み聞かせがあったりと、歌や絵本などを用いて、子どもがよりスムーズに次の行動に移れるよう工夫しています。

ご紹介した「0歳児から2歳児の保育園1日の流れ」は、一般的な1例です。細かな内容、時間帯は各園によってさまざまですので、目安としてみてください。入園を考えられている場合は、是非、事前にその保育園の特徴や1日の流れなどを調べておかれるとよいでしょう。


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