開催前日になってようやく完成の新作も展示
水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県):山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ
大和絵や浮世絵を彷彿とさせるタッチと、緻密な描写を組み合わせた画風で評価の高い画家、山口晃。洛中洛外図(室町時代から江戸時代にかけて製作された京都の市街(洛中)や郊外(洛外)を俯瞰して描いた絵)や、山水画(中国で発達した、水墨で描かれた風景画)のスタイルで東京の街を描き出した壮大な作品、皮肉をきかせた新聞の挿絵、寺院の襖絵やパブリックアートなどその活動は年々ダイナミックになっていき、その動向が注目されています。Tokio山水(東京圖 2012)/部分 2012 キャンバスに墨 四曲一双 各162×342cm Work created with the support of Fondation d’entreprise Hermès © Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès © YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery
壮大なスケールの作品に圧倒されたり、細かい小ネタにクスリとしたり、さまざまに楽しめる展覧会です。
■展覧会DATA
展覧会名称:山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
会期:2月21日(土) ~ 5月17日(日)
開館時間:9:30~18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
※5月4日(月・祝)は開館
Web: http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=414
春休みは美術館も混みあう時期。時間に余裕をもって出かけましょう!