アート・美術展/おすすめ展覧会・イベント情報

2015年3月のオススメ展覧会・美術展(3ページ目)

国立新美術館(六本木)のルーヴル美術館展 日常を描く、三菱一号館美術館(東京)のワシントン・ナショナル・ギャラリー展、国立歴史民俗博物館(千葉県)の大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-、町田市立博物館 (町田)の和ガラスのうつわ ―近代日本のかわいいデザイン―、水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県)の山口晃展 前に下がる 下を仰ぐを紹介します。

浦島 茂世

執筆者:浦島 茂世

美術館ガイド

国立の博物館でニセモノを鑑賞!?
国立歴史民俗博物館(千葉県):大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-

人魚のミイラ(国立歴史民俗博物館蔵)

人魚のミイラ(国立歴史民俗博物館蔵)

「食品の偽装」や「息子や娘へのなりすまし」、「ブランドのコピー品」など、現代の私たちをとりまく問題は「ニセモノ」が絡むことが多々有ります。それでは、いったいニセモノとはなんなのでしょう? なぜ、ひとびとはニセモノをつくるのでしょう?

そんな「ニセモノ」をテーマにした展覧会がこちらです。ジュラ紀から現代まで約 300 点におよぶ「ニセモノ」と「ホンモノ」の展示から、価値観や歴史、文化などを考えていくという意欲的なもの。

上のインパクトの強い写真は「人魚のミイラ」。江戸時代の終わり頃から明治時代にかけて、和歌山で製造が盛んになり、欧米へ積極的に輸出していました。なぜこのようなミイラが製造されていたのか、展覧会では背景や謎を解き明かし、「ニセモノ」が生まれる経緯を細かく検証していきます。

伝大石内蔵助 書状(個人蔵)

伝大石内蔵助 書状(個人蔵)

ニセモノが作られる理由や形式はさまざま。展覧会では、他人への自慢のために作られたニセモノの書画や茶器、書状。お金儲けのために作られたニセモノのブランド品や、おしゃれのためにつくられたイミテーションなど、さまざまなジャンルの作品を集め展示します。

ニセモノについて、そしてニセモノを作る人の心理や歴史を知ることで、ホンモノの素晴らしさをも実感できるという、非常におもしろい展覧会。大量のニセモノにあふれていますので、ゆっくり時間をかけての鑑賞をオススメします。


■展覧会DATA
展覧会名称:大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-
会場:国立歴史民俗博物館
会期:3月10日(火) ~ 5月6日(水)
開館時間:9:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:3月23日、4月6日・13日・20日・27日
※休日の場合は開館、翌日休館
Web: http://www.rekihaku.ac.jp

次のページでは 町田市立博物館 (町田):和ガラスのうつわ ―近代日本のかわいいデザイン―を紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます