亀山早苗の恋愛コラム/亀山早苗の恋愛情報

「恋の倫理」は個々で決める

議員の路チューが問題視されているが、他人の恋愛にとやかく言えるのは配偶者のみではないだろうか。恋愛における倫理観は、人それぞれ。自分だったらどうするか、自分ならどうするべきか。世間に合わせるのではなく、自分なりの価値観を築いていくしかないのではないだろうか。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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中川政務官と同僚議員との路チューが話題になっている。前にも路チューで話題になった議員がいたっけ、と思い出した方も多いのでは? 議員は路チューが好きなんだろうか。個人的には、こういったことを責めることができるのは当事者の配偶者のみだと思っているので、とやかく言う気にはなれない。

ただ、その後の態度がよろしくない。発覚して国会で問題にされそうだから入院って、それこそ責任逃れではないか。出てきて開き直るなり、「てへぺろ」でごまかすなり、何らかの対処はするべきだろう。

路チューは「公然ワイセツ」か?

kiss

路チューは物議を醸すことも

友人で、路チューは公然ワイセツだと言い張る男友だちがいる。公然ワイセツとは、不特定対数の人の目に触れるような場所で、公然とワイセツな行為をする罪のこと。それではワイセツとは何か。ワイセツとは、刑法第174条の判例においては、「いたずらに性欲を興奮または刺激せしめ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの」だそうだ。

彼曰く、「路チューはこれにあたる」らしい。
しかし、何をもって性欲を興奮させられるのかは、個人差が大きい。私は路チューを見ても性的に刺激もされないし興奮もしない。ワイセツだと騒ぐ彼こそ、そんなことで性的に刺激されるほど飢えているのかと言い返すと、「セクハラだ」と反撃された。

「それにしても路チューをする人って、他人に見せつけたいのかね」
彼はまだねちっこく、そんなことを言う。
「お互いに好きという気持ちがマックスに達して、ぐわっとふたりだけの世界に入ってしまうことはあるんじゃないの?」
いいじゃん、別にという言葉は飲み込んだ。したい人はすればいい。他人の通行の邪魔にならない場所であれば、朝だろうが昼間だろうがかまわないと思う。

「日本にはそんな文化はない」
「路チューするヤツに限って、ブサイク同士だ」
などと言う声も聞く。やっかみだと受け取られるのがオチだ。
恋愛しているふたりが、燃え上がるような気持ちで接吻したくなっているのだ。ゆるゆると見守ってもいいのではないか。まあ、別に見守る必要もないから、せめて見て見ぬふりをしてもいいのではないか。大げんかしているカップルより、ずっと平和でのどかな光景だ。

>>恋における「個々の倫理観」に答えはあるか?
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