本殿の床を支えるユニークな猿
気品に満ちた図柄が多い中にちょっと面白いものを見つけました。4匹の猿がユニークな姿勢で本殿の床を支えています。重い木を背負いながらも微笑ましい姿です。夫婦の木や本殿の他にも、鐘楼、平和の塔などが広い境内に点在しています。
ここにしかない「細くて長い特大いなり寿し」
お寺は境内を歩き伽藍を見れば充分とも言えますが、それで帰ってしまわずに、中門のところで立ち止まってみましょう。神聖なエリアに数軒の飲食店が並んでいます。田山花袋の『残雪』の舞台となった割烹の千代桝の店頭には、縁結びメニューの幟が立っています。この正面には、聖天寿しの暖簾を吊るした店があります。聖天寿しというのは、特大のいなり寿しです。店の中で食べることはできないのですが、パック入りを買って境内のベンチに座って食べたいものです。
出雲大社や日光東照宮にも匹敵する妻沼聖天山
様々な魅力が溢れる妻沼聖天山ですが知名度は高くはないです。それは2003年から2011年まで続いた修復工事のため、拝観ができなかったからでしょう。13億円を超える費用で極彩色の彫刻が蘇り、全国的に知られるようになること間違いなしです。出雲大社や日光東照宮に全くひけをとりません。恋愛成就のご利益をもらいに、休日を利用してぜひ足を運んでみてはどうでしょうか。
【妻沼聖天山】
住所:埼玉県熊谷市妻沼1627
TEL:048-588-1644
ホームページ:http://www.ksky.ne.jp/~shouden/
詳細は妻沼聖天山公式ホームページを確認