石田陽子の恋愛コラム/石田陽子の恋愛情報

ハッピーエンドの先にある現代女性にとっての幸せ

それぞれの願いを叶えて幸せになったはずのシンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん……おとぎ話の主人公たちの、その後の物語が描かれた映画『イントゥ・ザ・ウッズ』。公開に先立ち、キュレーションマガジンAntennaユーザー限定試写会+座談会が開催されました。座談会では、「願いが叶えば幸せ?」「そもそも本当の幸せとは?」と、映画の感想だけでなく、現代を生きる女性の幸せについて、核心に迫る意見も飛び出しました。

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

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「めでたし、めでたし」では終わらない、その後に続く人生

イントゥ・ザ・ウッズ

(C)2015 Disney Enterprises, INC. All Rights Reserved.
 

誰もが知っているおとぎ話に新しい解釈を与えた大人向けミュージカルをディズニーが映画化。『イントゥ・ザ・ウッズ』(3月14日公開)は、それぞれの「Wish(願い)」を叶えて幸せになったはずの主人公たち(シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん、ジャックと豆の木のジャック)の、その後の物語です。

登場人物は、さまざまなWish(願い)を抱いている人々。魔女の呪いを解いて子供を授かりたいと願うパン屋の夫婦、舞踏会に行きたいと願うシンデレラ、お金や財宝が欲しいジャック、自由を手に入れたいと願うラプンツェル。彼らは森の中で願いを叶えます。そして、みんな幸せに暮らしました……とハッピーエンドを迎えたように思えた次の瞬間、事態は一変! 厳しい現実と驚きの運命が彼らを待ち受けているのでした。

「めでたし、めでたし」のその後にも続いていく人生。そもそも本当の幸せって? と疑問を投げかけるのが、この作品です。物語の鍵を握っているのが登場人物それぞれのWish(欲望)で、その願いが成就した後に事態は急変。予想を超える展開へと進んでいきます。

イントゥ・ザ・ウッズ

(C)2015 Disney Enterprises, INC. All Rights Reserved.


また、シンデレラにしても、ラプンツェルにしても、“典型的なヒロイン”として描かれているわけではなく、現代に生きる女性と同じように欠点があり、ピュアなだけでなく自分の複雑な内面を見つめる目を持っています。

映画を観た女性たちはどんな感想を持ち、どの登場人物に共感したのでしょう。ハッピーエンドの先にある“現代”を生きる私たちにとっての幸せとは何か? 次のページでは、Antennaユーザー座談会の様子をお伝えします。

>>「自分に重ね合わせて見ました」女性が共感したポイントは?
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