ログハウス、第一印象は自然感触と上品さ
【仕事の現場】インテリアデザインのポイントは、ハンド・メイド家具に続き、ログハウスの商品住宅プロジェクトは、いよいよ現場確認。ログハウスのログ材で制作する家具に悪戦苦闘しながらなんとか完成し、住宅建設現場に配送したのは住宅完成日の前日。
家具の製作のため、現場進行は確認できず、ログハウスメーカーの担当責任者:K氏から逐次頂く画像や連絡でほぼ完成している現場の様子はつかんでいるものの、やはり計画通りに家具は納まるのか? 納まった空間は? 他のインテリア計画は? 外観は?等・・・気になることは、山ほどあった。
その前にとにかくオリジナル家具を完成させ、セッティングに間に合うよう現地着が優先だったので家具を積んだ輸送便を送り出した時は、正直ホっとした。
他の業務とも重なり現場確認にむかったのは数日後。
現場がある関西に向かう数時間・・・すでに完成しているとは聞いているものの、完成実物をみるのはいつもワクワクするものだ。
そして、お目当ての現場に到着。
すっかり仕上がった住宅外観の第一印象は、「ログ材=木の自然感触そのまんまの家」。そして、グレーをアクセントカラーとしたことで「上品な外観に仕上がったなぁ!」だった。
当日は、商品カタログの為の撮影の日。メーカー:S氏、I氏、撮影のスタッフ数名が、外テラスでテーブルウェアなど設営をしていた。
まだ寒さが残る現場、天候も不安定で数分おきに、雪、雨、曇り、陽射し、雪~の繰り返し。撮影も慌ただしく、いやぁ~住宅の撮影は大変。
ナチュラル志向のログインテリア空間
撮影のお邪魔をしないよう、キッチン側の開口部から気になる室内に。ログ材の甘い薫りが部屋中にあふれ、とても自然で心地よい空間が、そこに広がっている。
続いて、撮影をお邪魔しないように玄関ドアの方へ移動して最初に描いたインテリア空間イメージの位置へ立つ。
目の前には出来立てホヤホヤで輸送したログ家具のソファとローテーブルが、ドーンと鎮座している。
「ああ、良かったー!」・・・トラブルなく無事に納品セッティングされていることに内心ホッとした。
撮影の為に持ち込まれたインテリアアクセサリー・グッズや撮影機材が住宅の中に持ち込まれ、かなり賑やかな雰囲気となっている。
実際のインテリア計画では、ログ材の室内と家具類のみ。インテリアアクセサリーとしては窓周り、ファブリックス、照明ぐらいのシンプルなもの。
ファッション同様に身につける道具で空間の雰囲気もグっと変わる。
さて、次のページでは、ログ家具のディテールに迫ります。