見た目もユニーク、とろーり餡子がたっぷり詰まったオリジナル最中
アイスクリームやバレンタインの記事でも紹介した明治21年(1888年)創業、金沢を代表する和菓子店の越山甘清堂。上質な黒糖と伊予柑の餡をしっとり柔らかな焼皮で包んだ「金城巻」が人気の同店の黒門小路限定商品は「金沢城黒門最中」。最中では一番美味しいと言われる芳ばしい焦しの皮にとろみがある餡を詰めたオリジナルの最中です。
湿気やすいという最中の特性上、いつでも出来立てのパリパリとした食感を楽しめるように最中と餡は別々にパッケージされているので、食べるときに各自で最中に餡を詰めて食べます。
餡は小豆、白、抹茶、五郎島金時、桜の5種類用意され、単品(184円)でも購入できるほか、5種類がセットになった詰め合わせ(994円)もあります。
■越山甘清堂
金沢城黒門最中(小豆、白、抹茶、五郎島金時、桜)/1本184円、3本セット551円、5本セット994円、10本セット1,944円
口いっぱい頬張りたくなる、ふわふわ食感と素材が薫る絶品どら焼き
素材と製法にこだわり抜いた極上の団子とどら焼きを2本柱に、創業以来“みて美しく、えらんで楽しい、ひとくち食べると福が来る” 和菓子を作り続けている美福。良質な国内産小麦粉と新鮮な玉子を惜しげもなく使って焼き上げた皮に、風味豊かで上品な餡を挟んだどら焼きは、ポピュラーなつぶあんだけでなく、チョコ、加賀棒茶&豆乳、五郎島金時、珈琲+季節限定の柿、甘夏と7種類もの風味が楽しめます。
ふんわりしっとりしたどら焼きは年代問わず人気で、黒門小路では上記に加えて黒ごま味が登場。よくすり潰した黒ごまを皮にも餡にもたっぷり練り込み、表面には黒門小路のロゴマークを焼印。風格と気品が漂うどら焼きに仕上がっています。
さらに例えば、毎年バレンタイン時期にはすべてのどら焼きがキュートなハート形になるなど遊び心も満載! プレゼントとしてもおすすめです。
■美福
どら焼き(黒ごま)/1個195円、3個セット800円、5個セット1,296円
どら焼き(つぶあん、チョコ、加賀棒茶&豆乳、五郎島金時、珈琲、栗、柿、甘夏)/1個173円
職人の丁寧な手仕事が光る、シンプル・イズ・ザ・ベストのおせんべい
寛永2年(1625年)創業、創業から100年以上経つ店が珍しくない金沢の和菓子店の中でも老舗中の老舗である森八。380余年の歴史を持ち、藩政時代には加賀藩主前田家御用達だった同店の和菓子の素晴らしさは言うまでもなく、金沢のみならず全国に多くのファンがいます。
看板商品の「長生殿」「千歳」を始め、羊羹や最中、饅頭、蕨餅などバラエティに富んだ和菓子が揃い、どれにしようか選ぶのに苦労する森八ですが、黒門小路限定商品としてもち玄米粉を使って薄く焼きあげた煎餅「圓(まどか)」の加賀の紅茶味を販売。
職人が一枚一枚丹念に手塗りで仕上げている圓はパリッとした食感が魅力で、通常は和三盆、柚子、抹茶の3種類ですが、黒門小路では4種類の風味を堪能することができます。一見、飴が入っているような缶のパッケージも趣があって素敵ですよ!
■森八
圓(加賀の紅茶、和三盆、柚子、抹茶)/1個(8枚入り)540円
ころんとした形が可愛い!瑞々しい果実の風味がとじ込められた落雁
1849年に創業した金沢の代表的な和菓子店落雁 諸江屋。店名の前に“落雁”という枕詞が付いている通り、落雁専門店と言っても過言ではない同店の和菓子はどら焼きや最中等もあるものの、ほぼ落雁一色。私のお気に入りは生落雁の間に羊羹を挟んだ「加賀宝生」や、以前バレンタインの記事で紹介した「加賀宝生」をさらに高級ベルギー産チョコレートでコーティングした「千代古禮糖(ちよこれいとう)&美人」ですが、黒門小路限定のフルーツらくがん「果樹楽甘」もおすすめです。
昔からの風情ある金沢の庭園風景を模り、庭園に植えられた果樹の風味を加えた落雁で、果物それぞれの持つ色に淡く色づいた見た目にも愛らしく、女性へのお土産にぴったり。喜ばれること間違いなしです。
■諸江屋
果樹楽甘(檸檬、柚子、栗、苺、青林檎)/1個(30g)540円、5個セット3,132円