「アティックなものたち」
このカフェに欠くことができないアイテムは、アティックプランニングが十数年のカフェづくりの中で洗練させてきた、屋根裏に無造作に転がっていそうなものたちの質感豊かな、どこか微笑を誘うトーン。
放置されていればガラクタにすぎない古い雑貨に価値を見出し、観葉植物などと美しく組み合わせてディスプレイするセンスが、この空間に独特の味わいをもたらしているのです。
塗装のひび割れた黒板。木製の定規。美術室の隅に転がっていそうなデッサン用の人体模型。
百年の歳月を経た「アンティーク」と呼ぶにはまだまだ新しく、さりとて、製造されてから百年未満の手工芸品に与えられる「ブロカント」という呼称もいまひとつしっくりこない、これらの愛おしく魅力的なガラクタを、私は「アティックなもの」と呼びたいのです。
ランチはもちろん、お酒を飲みたいメニューも充実
吉祥寺のお客さまは、渋谷よりも落ちついた年代。店内では街に遊びに来た人々と住んでいる人々がそれぞれアティックなものに囲まれて、食事をしたりスイーツを頬張ったりしながら、リラックスして楽しんでいます。その心なごむ光景を見ると、アティックプラニングのカフェは都市の屋根裏部屋だと思えてなりません。
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