MAZDA(マツダ)/アテンザ

マツダ・アテンザ試乗 大幅改良で全方位上質に!(3ページ目)

マツダのフラッグシップセダン/ステーションワゴンのアテンザが大幅改良を受けた。とくにインパネはフルモデルチェンジ並の変わりっぷりだが、走りの面でも上質になっている。気になる変更点と乗り心地を解説&試乗レポートする!

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

アテンザはディーゼルだけでなくガソリンエンジンも秀逸

マツダ・アテンザ

エンジンは2.0Lと2.5Lの直列4気筒ガソリン、2.2Lの直列4気筒直噴ターボのクリーンディーゼルを設定。燃費はやはりディーゼルが良く、セダンの6MTが22.4km/L、ワゴンの6MTが22.2km/Lに達する


ガソリンエンジンの仕上がりも上々で、ディーゼルの圧倒的なトルク感と比べてしまうとインパクトは薄まるものの、AT車には走行モードを切り替えられる「ドライブセレクション」も採用され、「SPORT」に入れればシーンに応じて力強い加速を得られる。

さらにガソリンはディーゼルエンジンよりもフロントノーズが軽く、軽快なフットワークを楽しむならボディ剛性も高いセダンで、ガソリンを選択する手もある。

世界のライバルに対抗できる完成度

マツダ・アテンザ

ガソリンエンジン車には走行モードの切替が可能な「ドライブセレクション」が採用されている


全長が4.5mを超え(セダンは4865mmとワゴンよりも60mm長い)、1.85mに迫るワイドな全幅をもつアテンザは、日本の狭い住宅街で使うにはやや大柄なのは間違いないものの、価格だけでなく、ディーゼルに代表されるエンジンやハンドリング、そして安全性や乗り心地などの面でも世界のライバルに対抗できる実力を備えているといえるだろう。

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